窪塚洋介主演『UGLY』完成披露


独自のスタイルを貫き続け、多岐にわたって活躍し続ける窪塚洋介が主演の『UGLY』完成披露試写会が行われた。写真左より、柿本ケンサク監督、窪塚洋介、桃生亜希子、半野喜弘監督(2011年12月5日)

Q. 主演の窪塚さん、本作にご出演された経緯を教えてください。
窪塚洋介(以下窪塚)   柿本君とは結構前から音楽のミュージックビデオを撮ってもらったりとか交流があって、ある人を紹介したいってところから始まってそれが半野さんだったんですね。最初は映画の話とかではなく一緒にご飯を食べて良いリンクができればと思ってたんですけど、半野さんの話の中に今回の映画の骨組みになるようなことを聞かせてもらってそれがすごく楽しくて魅力的だなって思ってたら、じゃあやろうよってトントン拍子に進んでいって、一晩三人で映画の話で盛り上がってその勢いで作った部分もありますね。

Q. オールパリでのロケを振り返ってみて、撮影やパリの雰囲気はどうでしたか?
窪塚  特殊な時期っていうのもありましたし、僕自身パリに行くのが初めてだったので滞在していたのは10日間くらいだったんですけど、初日から段々パリに馴染んでいって現場まで歩いて行って、自分の鞄を持って、自前の服を着て動いていたので、その時間軸がそのまま映画に流れていて、その辺りはリアリティのある生々しいものになっていると思います。

Q.今回の現場はファミリーみたいな感じなのかなと思ったのですが、実際はいかがでしたか?
桃生亜希子 私はパリに一日先に入って、実際に役の理恵のお家に一週間くらい住まわせてもらって、一人でパリの街並みを歩いて回って、理恵は5年くらいパリに住んでるという役だったので私もパリに馴染んでいこうと思ってやっていました。空気感が作品に出ると思っていたし、そういった雰囲気が映像に出てるんじゃないかなと思います。

Q.ご覧いただく皆様へ向けて窪塚さんからメッセージをお願いします。
窪塚 等身大の映画を作って、漠然とした言い方になってしまうけど何かを感じてこの時間を楽しんでもらえたらと思います。

【ストーリー】
なんの目標もなくただ生きていたカメラマンのカズヤは、パリに住む腹違いの兄弟、聡を訪ねる。しかし聡が一緒に住んでいたルームメイトであるアントワンヌとニマに出逢うが、聡はどこにもおらず、誰も聡のことに触れようとしない。ある日カズヤは日本人女性、理恵に出逢い、流れに身を任せるまま愛し合う仲になる。そして、理恵の口から、ほんの数週間前に聡が自殺していたことを知る。ルームメイトに死の真相を聞き出そうとするが、誰もそのことについて話をしない。カズヤが聡のことを知ろうとすればするほど、理恵や周りの人間たちのバランスが崩れていく。
そんな時、カズヤはニマが聡の子供を妊娠しているということを知るのだった・・・。

『UGLY』
2011年12月10日~22日 シネクイントにて期間限定レイトショー
監督:柿本ケンサク・半野喜弘  出演:窪塚洋介 桃生亜希子ほか
配給:アルシネテラン (C)2011「UGLY」フィルムパートナーズ
公式HP http://ugly.theatre-tokyo.com/

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