『CRAZY-ISM クレイジズム』初日舞台挨拶


馬場良馬主演映画『CRAZY-ISM クレイジズム』初日舞台挨拶
2011年4月16日(土)『CRAZY-ISM クレイジズム』の初日舞台挨拶が行われ、主演の馬場良馬さん、安亜希子さん、植野堀まことさん、標永久さん、土方くるみさん、窪田監督が登壇。(シネマート六本木)
本作は人間のエゴと欲望、そして狂気を描いたクライム・サスペンスだが、舞台挨拶は終始和やかなムードで笑いも絶えない楽しいものとなった。

Q:馬場さんは初主演作品だったという事で今までとは違った意気込みはありましたか?
馬場:窪田監督は厳しい方だと聞いていましたし、主演として引っ張っていかなければいけないという思いもあり、普段は陽気な性格なのですが(笑)撮影中は少しナイーブになっていました。でも僕の中では凄く自分自身と向き合って撮影できた作品だったので、このように完成して凄く嬉しいですし、僕の成長にも繋がった作品だと思っているので監督をはじめ、スタッフの皆さんに感謝しています。ありがとうございます!!
Q:植野堀さんは映画の中では一番年上の役でしたが、実際は馬場さんの方が年上です。役作りで難しかった点はありますか?
植野堀:リーダーシップを取らないといけない役だったので監督からも声の質や雰囲気に注意するよう言われてました。ただ、馬場君が年上だというのを普段から感じていないし、精神年齢的には僕の方が上だと思います!(笑)
Q:安さんは物語が進むにつれて狂気的になっていく役でしたが、役作りで難しかった点はありましたか?
安:台本を読んだ時点では難しそうな役だなと思ったのですが、ほぼ順番通りに撮影していったので結構スムーズに役に入っていけました。普段は中々、キレる機会も無いので気持ち良かったです!(笑)
Qこの作品を作った経緯は?
監督:1つの歯車が狂うと何かしら対人関係に影響が出たり、信用していた人から裏切られたり、それが恋愛でも友情でも。最近そういう話を良く聞くなと。自分が経験した事だったりもするんですが。それを突き詰めていったらどうなるかなというのが一番最初にありました。また逆説的に周りの人達を大切に出来るようにならないといけないなという事も含めてがっつり救いの無い映画にしてしまおうという経緯で作りました。

Q:最後に一言お願いします。
馬場:人間の脆さが凄く伝わる作品だと思います。大きな地震が起きたことで人と人の繋がりだったり、心と心で支えあう事の大切さが問われている時期なので、その逆説的な意味で提示出来ていればいいなと思います。本日は誠にありがとうございました。
植野堀:皆さん今日は本当にありがとうございました。僕がこの映画を観て感じた事は、お金の大切さだったり、人との関係だったり。本当に本質的なところは見えないので、関係を少しづつ築いていく事が大切なんだなと思いました。皆さんもこの映画を通して、人との関係を考えるきっかけにしてもらえたら良いなと思っています。
監督:本日は本当にありがとうございます。皆さんに来ていただけて本当に嬉しいです。やっぱり初日というのは映画人にとって物凄く不安だったりとか、喜びだったりとか色々な気持ちが入り混じるんですけど、この主人公も同じように色々な感情を抱えていたのかなと思っています。また新しい作品でも皆さんにお会いできるよう頑張ります!

【ストーリー】
「金欲しくないですか?」
谷中洋平(標永久)から、ある老人のタンス預金強奪計画を持ちかけられた上野一成(植野堀まこと)。
多額の借金を抱え、闇金からの執拗な取り立てを受けていた上野はその甘い誘いに飛びつき、洋平の彼女・宮脇千絵(土方くるみ)とその友人・野間美奈(安亜希子)、さらに自分のいいなりになる後輩・北沢辰也(馬場良馬)も巻き込もうと画策する。辰也は唯一の家族である姉・シオリ(藤本つかさ)と二人暮らし、上野との悪縁を断ち切る為、そして姉を安心させる為、計画に加わる事になるのだが・・・。
タンス預金強奪に成功した彼らが向かった先はとある密室。ここで大金の分配をして終わるはずだった計画・・・しかし、彼らは大金の分配を巡り仲間割れを始める。それぞれの思惑が交錯し、暑く蒸しかえる密室は次第に修羅場へと化していく―。最後に大金を手にするのは一体誰なのか!?真夏の密室を舞台に繰り広げられるクライム・サスペンス。
 

作品情報『CRAZY-ISM クレイジズム』
公開情報2011年4月16日よりシネマート六本木にてロードショー
監督窪田将治
キャスト馬場良馬 安亜希子 植野堀まこと 標永久 土方くるみ/志田光 藤本つかさ/志水季里子 荒井志郎/草野康太
配給FAITHentertainment
公式HPhttp://crazy-ism.ne07.jp
 (C)クレイジズム製作委員会

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