白濱亜嵐、ホラーファンにも楽しんでいただける『ミンナのウタ』公開前夜祭イベント



人気グループGENERATIONSを全員本人役で主演に迎えたホラー映画 『ミンナのウタ』の公開前夜祭イベントが行われ、GENERATIONSの白濱亜嵐、片寄涼太、数原龍友、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、マネージャー役の早見あかり、清水崇監督、劇中内のキャラである少女・さなが登壇した。(2023年8月10日 丸の内ピカデリー)

Jホラーの巨匠である清水崇監督が手がける本作は、呪いのメロディーが入ったカセットテープをきっかけに GENERATIONSのメンバーが謎の現象に巻きこまれていく恐怖のストーリーとなっている。

壇上にはキャストのほかに劇中でネックとなる少女・さなが清水監督の隣におり「高谷さなです。わたしの映画が公開されると聞いてやってきました」と、無表情でささやくように挨拶。マネージャー役の早見が「GENERATIONSの映画じゃなくて、“さな”の映画だったんだ!」と思わず返して笑いを誘った。

『最近一番ヒヤッとしたことは?』とMCから質問されると、白濱は「ホテルのシーンがあったんですけど、ホテルの方にカレーをいただいたんです。ありがとうございますと受け取ったんですけど、ホテルに忘れて帰ってしまった」とうっかり体験を披露。中務はSNSで知った恐怖話で会場を涼ませ、佐野は番組で共演した藤岡弘、について話し出し「藤岡さんがカンペを読むハズだったんですけど、ずっとニコニコしていて、ヒヤッとした」とその時の藤岡の表情をまねして会場を沸かせた。

早見は「映画のクライマックスで、ドアがバタンと倒れて、それに乗って階段を落ちていくシーンがあったんですけど、あの落ちる瞬間が本当に怖くて。もちろん安全を確保した状態だったんですけど、最初はゆるい感じだと説明されていたのに、実際は違って。あれは怖かったです」と裏話を披露。

上映後の舞台挨拶だったため、鑑賞中のお客様の感情データを使った測定が行われており(Olive社の感情分析プラットフォーム「LA CAUSE」)、『一番お客様を怖がらせたキャスト』と、『一番怖がっていただいたお客様』の発表された。

『一番お客様を怖がらせたキャスト』には、関口メンディーが怖がらせ度 60%で選ばれ、“逆再生”のシーンだったことが明らかに。関口は「うれしいですね。あのシーンは本当に怖かったんで。あの音がジリジリくるじゃないですか。ひとりで精神が崩壊するかと思って。それくらい怖い撮影でした」と当時を振り返った。そして『一番怖がっていただいたお客様』に選ばれた女性は、照れながらも「亜嵐くんがかっこ良かったからかもしれないです」と告白する一幕も。

最後挨拶では「僕たちが出ているということで、カジュアルなホラーじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ホラーファンにも楽しんでいただける作品になっていると思います。ぜひ広めてください」と本作の魅力を白濱が語った。
清水監督も「僕はたくさんホラー映画をつくってきましたが、まさか LDH の方が出て下さるなんて思ってもいなかったので、それを逆手にとってやろうと思って。LDH のラブ・ドリーム・ハピネス、というポジティブな言葉の裏側といいますか、“さな”が持っている思春期の執着心が、死んだ後もずっと続いていたらネガティブなものに変化するということを描こうと思ったので。LDH の皆さんが主演でなかったら、そんなことは思いつかなかったので、感謝したいと思います」と話した。

取材・撮影 南野こずえ


『ミンナのウタ』
©2023「ミンナのウタ」製作委員会
公開中

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