初主演のKoki,「演じることがこんなに楽しい」『牛首村』完成披露



ホラー界の巨匠・清水崇監督による<恐怖の村>シリーズ第3弾『牛首村』の完成披露試写会が行われ、主演のKoki,をはじめ、高橋文哉、芋生悠、大谷凛花、松尾諭、清水崇監督が登壇した。(2022年1月19日 丸の内TOEI)

「私がもう一人いる…?」奏音(Koki,)はある心霊動画に映った、自分そっくりの女子高生を見て驚愕する。牛の首のマスクを無理やり被せられ、廃墟に閉じ込められたところで、その映像は途切れた。彼女は一体誰なのか?妙な胸騒ぎと、忍び寄る恐怖。何者かに導かれるように、動画の撮影地・坪野鉱泉へと向かう奏音。妹の存在、双子、牛の首…「牛首村」と呼ばれるおぞましい場所の秘密と風習が狂気呼び、奏音を恐怖に陥れてゆく。

松尾(MC):Koki,さん、初主演ということもあり、色々思うこともあり感想もあるんではないでしょうか?

Koki,:そうですね。素晴らしいチームの皆様のおかげもあると思うんですけど、演じることがこんなに楽しいんだっていう。こんなに自分が夢中になって好きになれるものなんだなって気づかせていただきました。

松尾(MC):僕はKoki,さんとお芝居で一緒のシーンがあったのでKoki,さんのお芝居を拝見したんですけども、とても良かったです。ちゃんと映画女優としてスクリーンの中に居るな、って思いました。

松尾(MC):Koki,さん、かなり難しい役どころだったじゃないですか?監督から何かアドバイスとか具体的な方法とか、嫌なこと言われたりとかしましたか?

Koki,:監督からは本当に数えきれないほどのアドバイスを頂きました。その中でも心に残っているのが、恐怖の緊張感を保つために、ほんの小さな目の動きとか唇の動きにも気を付けながら演じてください、ということでした。

清水監督:最初の頃は彼女も固かったんで、役じゃなく本人の癖とか出てしまうこところがあって。それをそそっと伝えたら、ちゃんとそこに意識を向けて直した。飲み込みが早いなあと思いましたね。

松尾(MC):文哉くんはどうでした?Koki,さんとの共演は。

高橋:それこそ緊張とか、色んな期待のプレッシャーとかがあったと思うんですけど、どんと構えていて緊張も伝わってこなくて。現場では奏音と詩音を演じ分けられて。僕は気持ちを持っていかれるぐらいKoki,さんのお芝居にのめり込んでいきました。魅力的なお芝居だし、Koki,さんの人柄も素敵だと思います。

松尾(MC):気持ちを持っていかれるっていうのは、つまり好きだっていうこと?

高橋:あはは。将太を演じてるなかで、僕は詩音に対する気持ちをすごく大切にしたかったので、Koki,さんはそれを自然にどんどん引き出してくれたので。だから将太として。

イベントの終盤、挨拶を求められたKoki,は「この映画『牛首村』は、監督をはじめ、チームの皆さま、共演者の皆さまと一緒に一生懸命力を合わせて作りあげた作品なので、ぜひ一人でも多くの方に観ていただけたらうれしいです」と観客に向けて想いを伝えた。しかしその後、今までの思いが込み上げてきたのか感極まって言葉に詰まる一幕も。

その様子に共演者と観客は「頑張って」と温かいエールを。Koki,は「本当に今日はありがとうございました」と笑顔を見せ、『牛首村』完成披露試写会は幕を閉じた。

取材 福井原さとみ

映画『牛首村』
配給:東映
©2022「牛首村」製作委員会
2022年2月18日(金)より公開

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