山﨑賢人、いろんな愛の形が詰まった作品『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』ライトアップイベント
映画『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』の東京タワーライトアップイベントが行われ、山﨑賢人、清原果耶、藤木直人、夏菜、高梨臨、三木孝浩監督が登壇した。(2021年6月6日 東京プリンスホテル ガーデンプール)
ハリウッド映画にも影響を与えてきたと言われるSF小説「夏への扉」が初の実写映画化!将来有望な科学者の高倉宗一郎(山﨑賢人)が、罠によって冷凍睡眠させられてしまう。目を覚ましたのは2025年の東京。ロボットとともに時を超えて大切な人を守ろうとする姿を描いている。
罠にはめられても未来を変えようとする主人公・宗一郎を演じた山﨑は、公開延期からようやく迫った封切りについて「延期になってしまったんですけど、6月に公開できるのは逆に良かったんじゃないかと思えるくらい。すごくワクワクしています」と胸をおどらせ、宗一郎の婚約者でありながら罠を仕掛ける役を演じた夏菜は「やっと、やっと悪女ができたと嬉しい気持ちです」と意外な願望があったことがうかがえた。
30年後に目覚めた宗一郎が、過去に戻って大切な人を救おうとするストーリーだが、胸アツなシーンを問われると山﨑は「時を超えるからこそ、何気ないセリフが粋になるというか。すごく好きなところです。藤木さんとの2人のシーンも時を超えるからこそいいんですよね」と言葉を濁していると、夏菜が「(登壇前に)このセリフを言おうって言ってたよね?」と思わずツッコミ。ネタバレに配慮して背景だけを伝えようとしていたが、三木監督からも「大丈夫じゃないですか」と背中を押されると「“さっきはごめんね”というセリフ。色々あっての“さっきは”なんですよ。胸アツです」と具体的なセリフを明かした山﨑。
「冒頭での宗一郎と璃子が一緒にイヤホンで音楽を聴いているシーン」を清原は挙げ、山﨑とのバディ役であることがオファーを受けた大きな要因だったと話す藤木は「宗一郎と別れるシーン。ロボットなので感情は乗せていないのであっさりはしているシーン」と振り返った。
本作は“ラストに幸せなサプライズが待っている”と宣伝されており、主題歌もLiSAが歌う「サプライズ」。最近のサプライズについて聞かれると、会う度に泣かれていた姪っ子から「ケンちゃんと呼ばれて。ケンちゃんだよと返した」とほっこりエピソードを笑顔で話した山﨑。清原は撮影現場で誕生日を迎えたときに、役のイラストが入ったTシャツをスタッフからもらったことが嬉しかったという。
藤木は「娘の誕生日に75個の風船を注文したが、膨らんでいない状態だったので半日かけて膨らませて娘が喜んだこと」を挙げ、夏菜は「海でサプライズのプロポーズを受けている最中に、5時のチャイムが鳴って、涙と笑いで一生忘れない」と話し、高梨は「お世話になった方に贈り物をすることが好きでサプライズを仕掛ける方」とそれぞれのサプライズを明かした。
物語の内容が時を超える純愛ラブストーリーということもあり、本日のメインイベントとして東京タワーを恋の色に染めるライトアップの点灯式が行われ、3、2,1の声に合わせて山﨑がボタンを押すと、真っ暗だった東京タワーが綺麗なピンク色に染まり、思わず拍手をしながら見とれるキャスト陣。
最後に、本作を楽しみにしている方々に向けて山﨑から「レトロでチャーミングで、いろんな愛の形が詰まった心温まる作品です。最後にものすごく幸せなサプライズが待っていまして、いろんな世代の方に楽しんでいただけると思います」と見どころを語って呼びかけた。
取材・撮影 南野こずえ
『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』
配給:東宝 アニプレックス
(C)2021 映画『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』製作委員会
2021年6月25日全国ロードショー