自身を「信長寄りの家康」と語る新田真剣佑『ブレイブ -群青戦記-』大ヒット祈願イベント
時空を越えた青春を描く『ブレイブ -群青戦記-』大ヒット祈願イベントが行われ、主演の新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邊圭祐、本広克行監督が登壇した。(2021年2月11日 上野東照宮)
人気コミック「群青戦記 グンジョーセンキ」が実写映画化!本作のストーリーは、ある日突然、学校がまるごと戦国時代にタイムスリップしてしまうと、そこは歴史上の武将たちによる戦の真っ最中だった。戸惑いながらもスポーツの名門校で活躍していた彼らは部活で得てきた技術で応戦し、必死に仲間を守ろうとするのだが――。果たして無事に現代に戻ることができるのだろうか。
会場となった上野東照宮は、三浦春馬が演じた徳川家康公を祀っている縁の深い神社であり、公開に向けての祈祷の後にトークセッションが行われた。主人公・西野蒼を演じた新田は完成した作品を観て「日本版のアベンジャーズだなと思った。鈴木伸之さんが演じる孝太がいつも先頭にいるキャラでアイアンマンなんです。本当にカッコイイ!」と述べると、鈴木は「めっちゃ嬉しい!」と喜びをあらわにした。
「グッときて、涙がこぼれそうになる箇所が多々ありまして。人のために行動し、人のために決断していく作品。明日とか明後日とか考えず、今の瞬間に全力をかけている姿がすごく眩しい。現代に生きるすべての人に共感してもらえるメッセージがいっぱいあると感じました」と鈴木は感極まったことも明かした。
山崎も感想を「一生懸命に頑張る登場人物たちがキラキラしていてカッコイイ映画。今、自分に自信を持ったり、夢を見たりすることが難しくなっている状況のなかで、一生懸命に頑張ることは無駄にはならない、報われるということ、明日から頑張ろうというパワーをもらえる映画になっているんじゃないかな」と力強く語った。
手応えについて本広監督は「撮っている時には、こういう状況下になると思っていなかったんです。撮影も後処理もスケジュール通りで公開延期にもならず、緊急事態宣言も解かれた時に公開になる。そういうタイミングで生まれてきた映画なのかな」と必然性を感じていること告白。
各部活が様々な手法で行うアクションシーンについて渡邊は「色々な部活があり、色々な戦い方があります。観ていて飽きない、常にワクワクさせられました」と述べ、新田も「現代科学を使って、部活の特性を活かして。さらにはずる賢さもあり、戦国時代の甲冑を使ってみたりと面白い戦い方」と大きな見どころになっていることを明かした。
劇中には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が登場するが、信長の「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」、秀吉の「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」、家康の「鳴かぬなら鳴くまでまとうホトトギス」は彼さの性格を表した句であるが、自身はどのタイプかを問われると、新田は「家康ですかね。待ちます」と回答。しかし山崎から「どっちかというと革命家みたいな信長系の印象。どっしりと構えて待つタイプ」と言われると、「どっちかというと信長系寄りの家康です」と答えを改め、山崎は秀吉、鈴木は信長、渡邊は家康を選択。
運だめしとしておみくじが引かれ、本広監督は小吉、渡邊は大吉、鈴木は中吉、山崎は吉と順々に開封。そして主演である新田も見事に大吉を引くと拍手が起こり、大ヒットの予感にキャスト陣は安堵の表情を見せた。
最後に新田が「最高の映画でした。僕は今も今後も一生大好きな作品になりました。昔『戦国時自衛隊』という似ている映画がありましたが、僕らの世代ははじめて観るような映画。ユニークで迫力のあるアクションと、人との繋がりや絆が描かれています。僕が演じる西野蒼に共感していただけると思います。蒼とみんなの成長をぜひスクリーンで観てください」とこれから観る方々へメッセージを送った。
取材・撮影 南野こずえ
『ブレイブ -群青戦記-』
©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社
配給 東宝
2021年3月12日(金) 全国ロードショー