野沢雅子、どうしてブルマがベジータに!『ドラゴンボール超 ブロリー』公開記念舞台挨拶



世界的に愛されているアニメとして名をはせる「ドラゴンボール」シリーズの映画最新作『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開を迎え、孫悟空役の野沢雅子、ブロリー役の島田敏、ベジータ役の堀川りょう、フリーザ役の中尾隆聖、チライ役の水樹奈々とレモ役の杉田智和、長峯達也監督が舞台挨拶に登壇した。(2018年12月15日 丸の内TOEI)

サイヤ人・ブロリーの圧倒的強さに苦戦する悟空たち。悟空とベジータがフュージョンした”ゴジータ”になり、さらには史上初登場となる超サイヤ人ブルーの姿でブロリーに闘いを挑むというストーリー。ゴジータが劇場版に登場するのは『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』から実に23年ぶりとなることでも注目を集めている。

孫悟空役である野沢は、上映を観終えたばかりの客席に向かって「素晴らしかったでしょ?」と笑顔で問いかけると拍手喝采。続けて「録音が終わった時、すぐに「今までで一番面白い!」って言ったんですよ。みなさんに愛されると思っておりますので宜しくお願いします!」と作品の完成度に自信満々なようす。

初参加となる水樹は「子供の頃から観ていた大好きな作品に携わらせていただけたこと、素晴らしい先輩方とここに立てている喜びをひしひしと感じております」と声優界のレジェンドたちに恐縮しながらも、「親子の絆や友情が熱く描かれていまして、私もブロリーとの友情の証に今日は緑色の服で来ました!」と興奮気味に語った。

同じく初参加である杉田は「ドラゴンボールの個人的なテーマとしてあるのが、“育ての親”なんです。師匠と弟子や、ピッコロと悟飯のような関係で、血の繋がり以上の固い絆を生むようなことが個人的に好きで。悟飯が胴着のマークに“魔”を入れた時に、育ての親の方が好きなのかなと思った」と笑いを誘った。

本作が公開を迎えたことについて「最高です!悟空と一緒に生きていますから、こんなに大勢の方と一緒にこの場にいることが悟空にとっては最高です!」と野沢が喜びを語り、ブロリーが25年ぶりに登場したことに対して島田は「大変興奮しっぱなしで、同時に新たなドラマが生まれたのではないかなと。闘いのシーンとブロリーのピュアな部分を楽しんでもらえれば」と見どころをアピール。

記念すべき20作目に参加した水樹は「私の役(チライ)はドラゴンボールを勝手に使って願いも叶えて、すごく嬉しかったです!」と笑顔を見せ、杉田も「子供の頃の自分に聞かせたら「嘘だ!」って絶対信じないと思います」と憧れの作品に参加できた喜びをあらわにした。

ブロリーとチライの肌の色を意識した緑の服を選んだという水樹。独特な服装だった杉田は「なんとなくサイヤ人の服みたいな。スタイリストとかいないので自分で選びました」と明かすと会場からは笑いが起きた。

キャラクターに今後期待したいことを問われると、フリーザ役である中尾は「私も合体したいです。そうしたらもっと強くなれるかな」と願望を語ると、客席からは笑いと大きな拍手が送られた。また、ベジータ役の堀川が「ブルマとの馴れ初めをもう少し描いていただけたら嬉しい」と言うと、野沢が「でも悟空としては信じられないですよ!どうしてブルマがベジータに!」と複雑な思いを吐露する一幕も。

本作は世界公開が決定しており、本日時点で90の国と地域での配給を予定。「本当に楽しいし面白いので、一人でも多くの方に観ていただきたい」と野沢がコメントし、さらには「東京でオリンピックがありますが、聖火を悟空が灯したいんです。世界中の方に喜んでいただけるのではないかなと」と夢を語ると、MCから「それは聖火リレーの最終走者になるということですか?」と聞かれ、「走者は……走れないなぁ。車で待っているので私の代わりに誰かに走ってもらって」と苦笑いしながらも意欲をのぞかせた。

悟空の必殺技である“かめはめ波”を会場と一体になって披露して公開を祝福し、最後に野沢が「私も子供の頃から好きな映画は何回も観に行ったんですよね。どうぞみなさんも、最低でも3回ぐらいは観に行っていただけたら嬉しいです」とお茶目に締めくくった。

取材・撮影 南野こずえ

『ドラゴンボール超 ブロリー』
全国超ヒット公開中!

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