榮倉奈々・安田顕、ワニも登場!『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』完成披露試写会



「Yahoo!知恵袋」の伝説の質問が、同名タイトルで実写映画化!『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の完成披露試写会が行われ、榮倉奈々、安田顕、大谷亮平、野々すみ花、李闘士男監督が登壇した。(2018年5月15日 109シネマズ二子玉川)

穏やかな生活を送っていた結婚3年目のある日、じゅん(安田顕)が会社から家に帰ると、妻のちえ(榮倉奈々)が血を流して死んでいた!?それ以降も、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになり、ワニに喰われ、銃で撃たれ、頭を矢で射抜かれ……。徐々に“死んだふり”がエスカレートしてゆく――。

安田とW主演であり、何度も死んだふりをする妻役の榮倉は「上映前に私たちを見るのは不思議な気持ちだと思いますが、楽しく過ごしていただき、その後は映画に集中していただけたら」と、にこやかに挨拶をした。

妻の行動に困惑しつつも理解しようとする夫を演じた安田は「この映画が観てもらえることになって、本当に良かったなと心から思います」と感慨深い思いを述べつつ「上映前なので、我々から全てのあらすじを言っていきたい」と開始早々に笑いを誘った。

もう1組の夫婦を演じた大谷は「結婚や夫婦生活について考える機会をもらえる映画。ゆったりとほのぼの気軽に観れる」と話し、妻役である野々も「数日間の話ですが、日常のようで深い映画」と魅力を語った。

オファーを受けた時に榮倉は「長いタイトルだなと。「Yahoo!知恵袋」での投稿で映画化という流れがとても現代っぽい。コメディなのかなと思って脚本を読んだら、予想外の産物が多すぎてビックリした」と当時の印象を振り返った。

榮倉の夫役と聞いた安田は「ヤッタ―!と思った。脚本を読んでどうやったら面白くなるのかと思ったが、完成したものを観た時にやられたと思った。こんなになるんだ!と」と、喜びと驚きを明かした。さらには「色んなご夫婦が出てきて、共感してもらえる。我々以外の夫婦が面白くて。我々がそんなでもないから、腹が立って腹が立って(笑)」と笑顔でぶっちゃける一幕も。

「私は必ず○○をしています」という質問が投げかけられると、「ないです。必ずしたいと思ってしまうと、とらわれすぎて他のことが上手くいかない。何かにこだわりを持つことをやめています。極力」と榮倉はキッパリ。安田は「セリフを外で覚えるんです。台本を開くと恥ずかしいから携帯に打っている。それで読む」と手間をかけながら覚えているという。

15回もの死んだふりをした榮倉は「(安田が)うんざりしているなと思っていました。申し訳ないなと思いながら死んでいました」と告白すると「死んだふりが終わった後のふたりで喋れる喜び。すごい楽しかった」と安田も振り返って、まんざらでもなかったことがうかがえた。

大谷が居酒屋のシーンで「酔っ払っているシーンだから酔っ払っていいんだよ」と安田に言われて、二人とも実際に飲んでいたという裏話が飛び出し、なおかつ自前のお酒を安田が持ち込んでいたということも明らかになった。

理想の夫婦像について安田は「長生きした上で、若干僕の方が先に死にたい。幸せに囲まれて看取られながら。“いい人生だったよ、ありがとう”と。残されるのは絶対いや」と願望を吐露し、榮倉は「いつまでも食卓を囲む夫婦」と答えた。

フォトセッションでは、劇中で榮倉の頭を噛むワニも登場!30万円で制作されたワニだが、関わったキャストやスタッフの結婚が相次ぎ、幸せの象徴として紹介された。

最後の挨拶になり、安田は「良かったなと思っていただければ口コミをお願いします」とアピールし、榮倉は「家族の話題の1つになったら嬉しい。私もこの映画がとても好きです」と呼びかけ、締めくくった。

取材・スチール撮影 南野こずえ


『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』
配給:KADOKAWA (C)2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
6月8日(金)謎の<妻ふり>ロードショー

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