ガッキー先生によるサプライズ卒業式に涙!『くちびるに歌を』初日舞台挨拶
“15歳”だったすべての人へ。一生涯忘れない、涙の感動作!!
「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、中田永一が書きおろしたベストセラー小説を実写化した『くちびるに歌を』の初日舞台挨拶が行われ、新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、三木孝浩監督、そして合唱部員役の恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭兵、三浦翔哉が登壇した。(2014年2月28日 新宿ピカデリー)
舞台挨拶の開始早々、合唱部員による「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の合唱があり、上映を観終えたばかりの観客からは温かい大きな拍手が起こった。
MC まずは、ご挨拶をお願いします。
新垣 「試写会を観てくださった方からも良かったという声をたくさん頂いて、今日を迎えることを楽しみにしていました」
木村 「去年の夏に撮影して、それが今、沢山の方々に観ていただけたという事で、落ち着いたような嬉しいような、不思議な気分です」
桐谷 「観ていただいた皆さんに、爽やかな気持ちと優しい気持ちになっていただけたら嬉しいです」
MC おおらかで優しい松山先生(木村)と、美しさと裏腹にぶっきらぼうな柏木先生(新垣)、どっちがタイプですか?
桐谷 「おおらかで優しい人もたまにトゲもあるでしょうし、ぶっきらぼうな人でも自分の前ではかわいい時もあるでしょうし……どっちも好きです(笑)僕がどう思ってるかも大事ですけど、二人がどう思ってるかも大事で」
MC 妊娠・出産する役を演じた木村さん、苦労したことはありますか?
木村 「経験がないですからね、それを嘘っぽくみせないようにと。スタイリストさんが妊娠・出産を経験されている方だったので、座り方やお腹がある故の感覚など、いちいち確認しながらやってました。撮影の初日が出産シーンで(笑)」
全国を合唱キャンペーンで駆け抜けた、合唱部員役へのサプライズ“卒業式”として、卒業証書の授与が行われた。
新垣からひとりひとりへのはなむけの言葉が贈られ、部員たちは涙を浮かべた。「これからの長い人生、きっと楽しいことも苦しいことも沢山あることでしょう。そんな時もくちびるに歌を持って歩き続けましょう。私たちはひとりじゃない。これは、あなたたちに教わった大事なことです」と祝辞を述べた。
合唱部員を代表して恒松が「歌う以外に何も授業を受けてないんですけど、これで卒業しちゃっていいのかなと。この1年間はすごい楽しくていい経験になりました。この中学校を卒業したことを自信にして頑張っていきたい」との思いを語った。
MC 最後にメッセージをお願いします。
三木監督 「自分は周りの人に支えらているんだなと再確認することが出来ました。大切な作品です。この映画を愛していただければ幸いです」
新垣 「撮影中にあんなにスタッフさんが涙することってないと思うし、どんどん熱い気持ちが集まっていって。私も、最初は王道の青春映画かなと思っていたけれど、全然そうではない。今回は主役っていうよりも、全ての15歳だった人の代表として、この作品に入っていく上で色々悩むこともありました。監督から撮影に入る前に「一歩前に出る勇気を与えられる作品にしたい」とお手紙をいただいて、まさにそういう映画になったと思います。私も辛いことがあったら、この映画を観て、勇気をもらって前に進んで行きたいです。みなさんにとってもそんな映画になると嬉しいです」
取材・スチール撮影 南野こずえ
【ストーリー】
アンジェラ・アキの名曲・主題歌「手紙~拝啓 十五の君へ~」に乗せて綴られる、孤独なピアニストと、誰にも言えない悩みを抱えた離島の生徒たちの物語。
舞台は、長崎県・五島列島の中学校。ある日、天才ピアニストだったと噂される臨時教員の柏木先生が、東京からやってくる。合唱部の顧問となった柏木先生は、コンクール出場を目指す部員に、“15年後の自分”へ手紙を書く課題を出す。そこには、15歳の彼らが抱える、誰にも言えない悩みと秘密が綴られていて・・・
『くちびるに歌を』
キャスト:新垣結衣、 木村文乃、桐谷健太、恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、渡辺大知、眞島秀和、石田ひかり(特別出演)、 木村多江 /小木茂光 /角替和枝 井川比佐志
監督:三木孝浩 原作:中田永一(「くちびるに歌を」小学館刊)
主題歌:アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」(EPICレコードジャパン)
配給:アスミック・エース (c) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会 (c)2011 中田永一/小学館
2月28日より全国公開中!
公式HP:kuchibiru.jp