柴咲・真木『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』初日舞台挨拶



不安を抱えながらも、けなげに日常を生きる現代女性をリアルに描いた『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』の初日舞台挨拶が行われ、柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ、染谷将太、井浦新、御法川修監督が登壇した。(2013年3月2日:新宿ピカデリー)

柴咲コウ 去年の今頃撮影していて、去年の自分の体調やバイオリズムとこの映画が近く、癒されながら撮影していた一時でした。すごく穏やかな気持ちが反映されている気がします。脚本を読んで素敵だなと思い、出演を決めました。人の日常をキチンと描いている作品をあまりみたことがなかったので惹かれました。

真木よう子 (観終わった観客が)心なしか温かい表情をされているような気がします。温かい映画なので、面白かったら周りの方にも勧めてください。(演じた)まいちゃんは環境の変化が大きい役だったので、頑張りすぎている時と、覚悟を決めた後の落ち着き方の変化を出していこうと思いました。

寺島しのぶ 女優人生で二度と柔らかい役は来ないんじゃないかと(笑)今までハードな役が多かったので、クセになりそうなくらい柔らかい気持ちで撮影できました。

出演して、心のなかで生まれた変化はありますか?
柴咲 歌詞も書くので、自分の心を見つめている方だと思っていたんですけど、意外と 都合よく自分の気持ちを解釈していたなという反省点が生まれて、もっと深く見つめたいと思いました。

演じた中田マネージャーをどう感じましたか?
井浦新 高校生の心を持ったおじさんというか、一番タチが悪いですね。大人になって自分の未熟さをわかってそれを感じているという。共感はあまり・・・(会場笑)。演じていて、懐かしい気持ちになりました。フワーッと演じれるってこんなに楽しんだなと。

さわ子さんは、思った事を口にしない役でしたが。
寺島 「自由でいいな」というセリフがありますけど、介護って切実な問題なので、まだ見ぬ私を想像しました。

すーちゃんを演じて、共感したところは?
柴咲 独り暮らしで、結婚していないので、八百屋さんで一人分にカットされた野菜見つめているシーンは、なんだか物悲しさがあるなぁと。日々感じている部分でもあるので、そこはすごく共感しました。

取材・スチール撮影:南野こずえ

傷つくものに、幸あり。ライフ・イズ・ちょこっと・ビューティフル!
柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ初共演で、奇跡のアンサンブル実現!

【ストーリー】
すーちゃん(柴咲コウ)、まいちゃん(真木よう子)、さわ子さん(寺島しのぶ)は、かつてのバイト仲間。それから十数年、今でも友情は続いている。料理好きでカフェ勤務歴十数年のすーちゃんの、最近の関心事はもっぱら職場の中田マネージャー(井浦新)。OA機器メーカー勤務のまいちゃんは、現在不毛な恋愛中。そして、WEBデザイナーとして働くさわ子さんは、母と二人で祖母の介護の日々。仕事、年齢、貯金、結婚、妊娠、介護……それぞれの道を歩いてきた彼女たちの悩みはつきない。ふと、立ち止まり、よぎる不安―《あたしが選んできたことは、ぜんぶ間違っていたの?》それでも彼女たちは“ちょこっと”の幸せを見つけて、今を生きていく―。

『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』
キャスト:柴咲コウ 真木よう子 寺島しのぶ / 染谷将太 井浦新 監督:御法川修
http://sumasa-movie.com/
(C)2012 映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』製作委員会
2013年3月2日(土) 全国ロードショー!

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