『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013』開幕!『燦燦−さんさん−』心トキメク舞台挨拶


sansan
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013開幕!
オープニング作品『燦燦−さんさん−』心トキメク舞台挨拶

2013年7月12日、埼玉県川口市SKIPシティにて、今年で10周年を迎える『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013』が開幕した。オープニング作品としてワールドプレミア上映された『燦々−さんさん−』の舞台挨拶では、主人公77歳の婚活女性を演じた吉行和子をはじめ、宝田明、シニア劇団員の5名の出演者、外山文治監督の合計8名が登壇。シニア出演者の年齢を含めた自己紹介とパワー溢れる挨拶に、会場には「若い〜!」と驚きの歓声が上がった。

登壇者の中で、ひときわ若い外山監督は何と32歳!77歳の吉行からは「32歳のくせに、高齢者のことがよく分かっている。イケメンだし!」とイジられ、恥ずかしそうに赤面する場面も。会場内には笑い声が広がり、舞台挨拶は終始和やかな雰囲気で進んでいった。

32歳の外山監督がこの作品を作り上げたことは意義深い。少子高齢化が進む現代の日本において、高齢者の視点に立った物の考え方は、この先もっと必要になってくるからだ。シニア出演者の方々と外山監督の壇上での微笑ましいやりとりを見ていると、これからますます進んで行く少子高齢化社会に、明るい光りが差し込んでいく気がする。

若い人も高齢者の人も、同じ視点に立って楽しめるこの作品を、是非一緒に観てほしい。そして映画を観終わった後に気付くはずだ。世代の壁を越えて、心が一緒にトキメイテいるということを。

【ストーリー】
最愛の夫を亡くし、淡々とした日常を過ごしている77歳の鶴本たゑは、ある日結婚相談所を訪れる。淡々とした日々を燦々(さんさん)と輝かせてくれるパートナーを探すたゑは、結婚相談所で同じ世代の男たちとお見合いを繰り返し、心のトキメキを取り戻していく。しかし、たゑのそんな高齢者らしからぬ行動に、周囲の人々は冷たい視線を投げかける。数々の困難の先に、たゑは燦々たる日々を共にできる相手を見つけることができるのだろうか?ストーリーの中に笑いとユーモアがたっぷりと散りばめられ、吉行和子が77歳の婚活女性を、とってもチャーミングに演じ切る。 ※本作の劇場公開は2013年11月。

取材:松尾哲

『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013』(第10回)
2013年7月12日(金)~7月21日(日) 10日間
会 場:SKIPシティ(映像ホール・多目的ホールほか) 〔埼玉県川口市上青木3-12-63〕
公式サイト http://www.skipcity-dcf.jp/

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