手錠で繋がれた三浦貴大と夏菜『監禁探偵』初日舞台挨拶
密室謎解きミステリー映画『監禁探偵』が初日を迎え、W主演の三浦貴大と夏菜、及川拓郎監督が舞台挨拶に登壇した。(2013年6月1日 ヒューマントラストシネマ渋谷)
出来上がった作品の感想を聞かれた三浦は「2人だけの芝居だったので自分たちの演技だけで本当に大丈夫なのか不安でしたが、仕上がりを観たらイイ感じになってましたね」と回答、同じ質問に夏菜は「撮影中は分からなかったが、編集が入るとドキドキッドキドキッ!と自分の心臓も一緒に動く程、緊迫感があるのがわかりましたね」とミステリー作品としての完成度の高さをアピールした。
撮影時のエピソードを披露する場面では「撮影期間は短かったこともあり、思い出が圧縮されているんですよね・・・、なんか言おうと思ってたんですけど…」と、たどたどしい様子の三浦に、司会者から「具体的なエピソードが一個もないですね!」とツッコまれるという意外なシーンもあり、会場を和ませた。一番大変だった撮影エピソードを聞かれた夏菜は「説明セリフや論理的な話をすることが多かったのですが、私はそういうタイプじゃないので(笑)大変でした」と告白。見どころは?という質問に対して夏菜は「ベッドの上に手錠で繋がれてそのままベッドごとエビ反りになって跳ねて移動するシーンがあるのですが、実はベットの下にスタッフがいて、ジャンプのタイミングに合わせて押し上げてくれていたんです。その頑張りを観てください」と裏話を披露した。
フォトセッションでは三浦と夏菜が手錠で繋がれた状態で撮影に挑むなど、タイトルにちなんで“監禁”状態を表現。最後の挨拶で、及川監督は「密室ガチンコ演技バトルと、夏菜さんの表情に注目してほしい」と答え、三浦は「画面の隅々まで伏線が詰まっている映画なので何度観ても楽しめると思います。ツイッターなどで呟いてもらえたら、続編も誰かが作ってくれるんじゃないかな」とちゃっかりアピールし、和気あいあいとした雰囲気のなかで舞台挨拶は幕を閉じた。
【ストーリー】
マンションの一室で刺殺されたひとりの女。その現場で遭遇した男<亮太>(三浦貴大)と、謎の美女<アカネ>(夏菜)。男は自分を犯人だと疑う女を自室に監禁し、事件の解決を試みるが、そんな男に、女は意外な提案をする。「この事件、わたしが解決してあげる」お互いの素性を明かさぬまま“危険な”協力関係を結ぶふたり。事件解決のタイムリミットは、死体が発見されるまでの5時間・・・。“男”は何故、殺人現場にいたのか?“女”の正体とは一体、何なのか?全ての“謎”が解けるまで、この部屋から出られない。
『監禁探偵』
出演:三浦貴大、夏菜
原作:我孫子武丸 西崎秦正 監督:及川拓郎
公式サイト http://www.kankintantei.com/
6月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開