『僕等がいた』
神様― どうか、彼を守ってください。…それが、私の祈りでした。
北海道、釧路―。
久々に帰省した高橋七美は、廃校となる母校の屋上に一人佇み、あの頃のまぶしい記憶を想い浮かべる―。
【ストーリー】
高2の新学期、七美は矢野元晴とこの屋上で出会った。クラスの女子のほとんどが好きになる人気者だが、時折さびしげな表情を浮かべる矢野に、七美もいつしか惹かれていった。矢野の親友・竹内から、矢野が死別した年上の恋人・奈々との過去を引きずっていると聞き、思い悩む七美だが、矢野への想いがおさえきれなくなり、生まれて初めての告白を……。一途な想いを貫く七美に対し、矢野は少しずつだが心を開いていった。しかし奈々の幻影と、矢野に想いを寄せる奈々の妹・有里の存在が、ふたりの間に立ちふさがった。互いに想いをぶつけ合い傷つきながらも、ついに未来を誓いあったふたり。しかし、幸せな日々もつかの間、矢野は東京へ転校することになり、更なる試練が襲いかかるのだった……。
6年後、東京――。大学を卒業し出版社に勤め、忙しい日々を送る七美。七美のそばには、矢野ではなく、彼女を見守り支え続けてきた竹内の姿が。ある日のこと、七美の出版社の同僚で、矢野の転校先の同級生だった千見寺から、矢野を目撃したと告げられる。
空白の6年の間に矢野に何が起こったのか?
なぜ七美の前から姿を消したのか?矢野への想いと竹内の愛情のあいだで揺れる七美。迷いながらも、七美はある決心をする…。
『僕等がいた』
出演:生田斗真、吉高由里子
高岡蒼甫、本仮屋ユイカ、小松彩夏、柄本佑/比嘉愛未/須藤理彩、麻生祐未
監督:三木孝浩『ソラニン』 原作:小畑友紀 脚本:吉田智子 音楽:松谷卓
公式HP http://bokura-movie.com/
(前篇)3月17日(土)/(後篇)4月21日(土)全国東宝系にて2部作連続ロードショー
(c)2012「僕等がいた」製作委員会 (c)2002小畑友紀/小学館