一夜限定アンコール上映！問題作『終わらない青』
一夜限定アンコール上映、問題作『終わらない青』
「死にたいんじゃない。生きていくためには切らなければ」
自傷癖のある少女が診察室で語った言葉が、
作品を見ているあいだ、ずっと心にこだましていた。
香山リカ（精神科医）
自傷行為、虐待、近親強姦、鬱などの問題をリアルに描き、過激な内容から一時公開すら危ぶまれた問題作。
東京、大阪公開と終了後も再上映を求める多くの声が寄せられ、2011年12月3日(土)に一夜限定のアンコール上映となる。上映終了後は、主演の水井真希と緒方貴臣監督によるトークが行われる。
目を背けたくなればなるほど「現実」なんだ。
橘ジュン（「VOICES」編集長）
絶句した。僕が取材してきた自傷癖のある女の子たちに当てはまるパターンのオンパレード！
この映画の重みは、当事者ではなくそれ以外の人々が「心の痛みを疑似体験できる」ところだ。
ロブ＠大月（『リストカットシンドローム』著者、自傷・虐待アドバイザー）
【ストーリー】
鬱気味な母、厳格なサラリーマンの父。高校生の水月楓(水井真希)は、幼い頃から両親の求める“いい子”を演じていた。父からの虐待。傷跡を隠すためにメイクをして、学校でも優等生を演じてる。日常的に行われる自傷行為は、楓にとって心のバランスを保つためのものだった。
貧血で学校を遅刻しがちになり、数週間、生理がない。楓に宿った小さな命に無条件の愛を感じ取り「産みたい」と思う。そして絶対に守ろうと誓う。徐々に体に変化が現れ始め、父の虐待はエスカレート。楓の置かれた現実に対し、皮肉にも空はいつも美しく、ただ楓をじっと見ているかのようだった……。
『終わらない青』
監督:緒方貴臣 キャスト:水井真希・小野孝弘・三村純子 ほか
(C) 2009 paranoidkitchen
http://paranoidkitchen.com/movie/neverendingblue/
日時：2011年12月3日(土) 19:00開場
場所：アップリンク・ファクトリー(渋谷)