第24回東京国際映画祭会見に役所広司が登壇。
第24回東京国際映画祭の記者会見が行われ、コンペティション部門に日本映画として唯一出品が決定した『キツツキと雨』の役所広司らが登壇。
3月の東日本大震災を受け、人に夢と希望を与える素晴らしい芸術文化である映画を通して、喜びや感動、勇気を届け日本の復興に貢献する為に「TIFF ARIGATOプロジェクト」を発表。ゲストとして、沖田修一監督、役所広司、第24回東京国際映画祭応援団として“TIFF BOYS”が登場した。(9月21日 六本木)
出品作品を代表して『キツツキと雨』から、沖田修一監督と主演の役所広司さんが登壇し、TIFFに参加する意気込みなどを語った。
沖田修一監督:コンペに選ばれたということで、とても興奮しております。出来上がったばかりの作品なので、こういった機会で皆さまにご覧いただけることは本当にうれしく思います。『キツツキと雨』は、企画の段階では、田舎町で映画を作るというところから、台本を進めていくうちに25歳の監督像が面白いなって思って、自分自身に近づいていった気がしました。
役所広司:今年の東京国際映画祭は、例年とは違って特別な年になりそうな気がします。沖田監督は、初めてあった時、学生の様な監督さんだなと思いました。ただ、撮影現場では役者に頑張ってみんなで作り上げようという気分にさせる魔力を持った監督さんです。まさに小栗君の役は、沖田監督だなぁと思いました。小栗君にとって現場に見本がいるのでうらやましい反面、やりにくい面もあるだろうなと。小栗くんは、一生懸命沖田監督のことを研究して役に取り組む、いい俳優さんでしたね。
また、TIFF応援団として佐藤永典、竹内寿、牧田哲也の若手俳優による“TIFF BOYS”が結成された。
※「ARIGATO PROJECT」:東日本大震災を受け、様々な取り組みを行う。被災地での上映活動を行う「シネマエール東北」への募金や、日本・東北への応援メッセージを集める活動、「東京国際映画祭 in 仙台」特別上映会なども実施する。
第24回東京国際映画祭 10月22日(土)~10月30日(日)
会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズほか オフィシャルHP:http://www.tiff-jp.net/