竹内涼真、再共演を熱望!『初恋ロスタイム』初日舞台挨拶



仁科裕貴による同名小説を実写映画化した『初恋ロスタイム』の初日舞台挨拶が行われ、板垣瑞生、吉柳咲良、竹内涼真、河合勇人監督が登壇した。(2019年9月20日 新宿バルト9)

浪人生の相葉孝司は、ある日、時間が静止するという不思議な現象に遭遇する。街中走り回って動いている人を探していると、篠宮時音という少女に出会う。2人は1日に1時間だけ起こる、“ロスタイム”の度に会うようになるのだが――。

主人公・相葉孝司役には、ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーであり、映画『ソロモンの偽証』では「日本映画批評家大賞」で新人男優賞を受賞した板垣瑞生。ヒロイン・篠宮時音を演じるのは、アニメ映画『天気の子』で凪の声を担当し、本作が映像初出演となる吉柳咲良。

開始早々、動きを止めて劇中を彷彿させるロスタイムを再現しながら登場。映画初主演の板垣は「この日を迎えられて、本当にすごい幸せに思っています」と喜びを噛みしめ、吉柳は「待ち望んでいた初日をみなさまと一緒に迎える事ができてとても幸せです。あー、頭が真っ白だ」と思わず口に出すほど緊張の面持ち。

青年医師役の竹内が、すぐさま「映画がどうだったか拍手で味わったほうがいいよ。みなさん、どうでしたか?」と和ませるように客席に投げかけると、大きな拍手が返され「ありがとうございます!」と吉柳は頬をゆるめた。「2人のお初に一緒にいられることが幸せ」と温かい眼差しで2人を見つめる竹内。

初日を迎えた気持ちを尋ねられると、板垣は「本当にありがとうございます!」と元気よく答え、「主演をやらせていただくことができて、素敵な共演者の方々と一緒にできて本当に良かったなと改めて思えました!」と興奮冷めやらぬようす。さらには「僕、一生懸命に見えていました?」と客席に問い、満面の笑みで拍手を浴びた。

堂々とした2人を撮影時から見守ってきた竹内だが「僕の初映像、もっとやばかったですよ!今でも思えています」と自身の初映像を観た時にショックを受けた過去を告白。

また、劇中で多数の揚げ物が登場するという話題になり、吉柳は「緊張したまま何も食べずに撮影現場に行って、その日初めて食べたのがエビフライで。揚げ物が多すぎて当分エビフライは食べなくていいかな」と微笑ましいエピソードで笑いを誘った。

思い入れのあるシーンを聞かれると、竹内が小声で「キスシーンは?キスは?」とうながし、さらには「ごめんね、記者の人たちもこれは欲しいと思うから聞かせてください。緊張した?」と核心を突くと、吉柳は恥ずかしそうに「はい」と答え、「そこは僕がリードしたので」と板垣がフォロー。竹内は自身の経験に触れ「初キスシーンは『青空エール』って映画で、めっちゃ歯磨いた」とキスシーンネタで盛り上げた。

今年初めての映像作品となる竹内は「またこの2人と監督と一緒にお仕事したいです。“また”というスタートとして、今日の日を飾れたことをいいなと思います」再共演を熱望し、吉柳は「人が誰かのために頑張る姿って、こんなに素敵なんだなとすごく感じて。母から“反省はしていい、でも後悔はして欲しくない”と言われていて。すごく難しいことだと思うんですけど、一歩踏み出す勇気ってすごく大切だと思いました」とアピール。

「色んな人のスタートになる映画であるのかなと感じるところがあって」と述べていた板垣だが、キスシーンの話に戻してしまい「(吉柳)咲良ちゃんのキス良かった」と再び沸かせながらも「最後はみんなが好きになってもらえる映画になったら嬉しい」と呼びかけて締めくくった。

取材・撮影 南野こずえ

『初恋ロスタイム』
配給:KADOKAWA
(C)2019「初恋ロスタイム」製作委員会
全国公開中!

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