玉木宏、木村文乃ら豪華キャストが勢ぞろい『すべては君に逢えたから』
クリスマスの東京駅を舞台にした『すべては君に逢えたから』の公開記念舞台挨拶が行われ、玉木宏、高梨臨、木村文乃、東出昌大、時任三郎、大塚寧々、山崎竜太郎、倍賞千恵子、本木克英監督が登壇した。(2013年11月23日丸の内ピカデリー)
毎日何百人もの人とすれ違う中で、たったひとりに出会う“奇跡”が巧みに重なり、10人全員が主役な6つのストーリーが生まれている。まさに日本版『ラブ・アクチュアリー』。クリスマス映画ということで、お客さんに事前に配られたサンタの帽子で一色になった会場を見渡した玉木が「自前なんでしょうか。」と、早々に笑いを誘った。
WEBデザイン会社の社長を演じ、女優志望役の高梨とひょんな事から出逢う玉木は、理想的な出逢いについて「日常的な場所で逢いたい。自然な流れで会話が生まれて、距離が近くなるというのが理想です。」と答え、どんな運命的な出逢いをしたいですか?と聞かれた高梨は、「1つ1つの出逢ってる運命を自分が感じられるかというのが重要だと思っていて、お互いにちゃんとアクションを起こしているからこそ、運命的な出逢いになるので。そういうのを見逃さないで、いい出逢いがあればいいな」と、役に重なる思いを語った。
遠距離恋愛をしている役を演じた木村は、上手くいくコツについて聞かれ、「遠距離だからという所よりも、好きでいることを諦める事の方が辛いなと。言わないで伝わる想いはないと思うので。」とのコメントに会場では頷く姿も。木村の恋人役を演じた東出は、理想のプロポーズについて、「旅行先とか、非日常の力で誤魔化して、結婚に行けばと思います(笑)」と答えた。
余命を宣告された父親を演じた時任は「笑顔でいられる場所は笑顔でいようと思った」と心掛け、支える妻を演じた大塚も「時間が止まって欲しいって本当に思った。同時に時間の大切さを感じました。」と、演じる上での葛藤を明かした。2人の子供を演じた山崎の「撮影しているうちに本当の家族に思えて、自然に演技ができるようになりました。」とのコメントには拍手が起こった。
クリスマスの過ごし方について問われ、玉木は「この映画を観に行きます。」と答え、高梨は「男女がぶつかって、本を取り違えて運命の出逢いをするという映画を最近観たので、それに影響されて本屋さんに行って人にぶつかってみたいと思います。」と言うと、「当たり屋ですね。」と玉木に突っ込まれる一幕も。
一途な想いを長年持ち続けている女性役の倍賞は、自身の秘めた想いを聞かれたが「あっても言うワケないでしょ。」と苦笑いし、「自分の歳でラブロマンスという役ができて、すごく幸せでした。」と語った。本木監督は「ラブストーリーで難しいのは、家族にしろ恋人にしろ、愛し合ってるか、どのくらいの期間を一緒に過ごしているか、という雰囲気があるかという点に注意してやってました。」とのこだわりを披露した。
ハートウォーミングな本作は、正統派・飽きない・ほっこり。まるでコンビニの肉まんのようですが(笑)
要は、この時期にピッタリな温かくなる作品!6つのストーリーの誰かに、想いを重ねてご覧ください。
取材・スチール撮影:南野こずえ
『すべては君に逢えたから』のキャストも登場した、下記レポートも併せてどうぞ!
ガツンと画像満載なグリーンカーペット!『第26回東京国際映画祭』
『すべては君に逢えたから』
玉木宏 高梨臨 /木村文乃 東出昌大 / 本田翼 /市川実和子 / 時任三郎 大塚寧々 / 倍賞千恵子 小林稔侍 監督:本木克英 / 脚本:橋部敦子 配給:ワーナー・ブラザース映画 制作プロダクション:白組 特別協力:JR東日本 企画協力:ジェイアール東日本企画
主題歌:ゆず 「守ってあげたい」/劇中歌:JUJU 「守ってあげたい」
公式サイト:http://www.kiminiaeta-movie.jp
(C)2013「すべては君に逢えたから」製作委員会
11月22日(金)新宿ピカデリー他 全国ロードショー