『カルテット!人生のオペラハウス』ダスティン・ホフマン“監督”21年ぶりの来日!


2度のアカデミー賞主演男優賞に輝いた名優ダスティン・ホフマンが満を持して、監督に初めて挑戦した映画『カルテット!人生のオペラハウス』。今回、日本公開を前に、ダスティン・ホフマンが公式では21年ぶり、さらに監督としては初めて来日し、記者会見に臨んだ。

エキサイティングな瞬間だと自らの携帯で取材を逆取材するなど、終始上機嫌なダスティン・ホフマン。「本作を監督するにあたり、実際の引退したオペラ歌手やミュージシャンを集めたい」と言い、「ドキュメンタリーのようなものにしたいと考えていた」と構想を述べた。また「実際に引退したアーティストに声をかけ、70代から90代までの方々が、この低予算の映画で12~13時間の撮影に参加し、感謝、喜び、情熱を見せてくれた」と撮影が素晴らしい体験だったと語った。

またこの日は、先月8日に日本アカデミー賞で主演女優賞を受賞、話題を呼んだ日本を代表する女優の樹木希林さんがゲストとして登場。「私が役者を始めたころに、マイク・ニコルズさんが『演劇の究極は、かけあい漫才だ』ということを聞いて、それを肝に銘じてました。 それから、ダスティン・ホフマンさんの『卒業』という映画を撮られて、こんなに経ってから直にダスティン・ホフマンさんにお目にかかれると思っていませんでした」と語る樹木さんに、ダスティンからはキスのプレゼントがあった。

本作は、本年度のゴールデン・グローブ賞でマギー・スミスが主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされたことでも話題になっている。日本では4月19日(金)より公開。

【ストーリー】
引退した音楽家たちが暮らすでは、近く開かれる重要なコンサートの準備に追われていた。そこで穏やかに余生を送るレジー、シシー、ウィルフ。ところが、昔、3人と共にカルテットメンバーでありながら、野心とエゴで皆を傷つけ去っていったジーンがやってきた。 しかも、レジーとジーンはかつて“9時間だけ”夫婦だった。コンサートが成功しなければハウス閉鎖という危機を迎え、誰もが伝説のカルテット復活に期待を寄せるが、過去の栄光に縛られたジーンは歌を封印―。果たして伝説のカルテットは再結成なるのか、そして、彼らの奏でる歌声が生んだ奇跡とは―!?

『カルテット!人生のオペラハウス』
公式サイト:http://quartet.gaga.ne.jp/
4月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開

監督:ダスティン・ホフマン
脚本:ロナルド・ハーウッド
出演:マギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズ、マイケル・ガンボン

(C)Headline Pictures (Quartet) Limited and the British Broadcasting Corporation 2012

 

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