鈴木杏、「愛すべき映画だと思った」『軽蔑』完成披露
高良健吾&鈴木杏、
若く才能溢れる二人が、体当たりで本格ラブストーリーに挑んだ。
2011年6月4日より公開となる、異端の無頼派・中上健次による純愛を映画化した『軽蔑』の完成披露試写会が行われた。(2011年5月22日:早稲田大学)
映画・ドラマ・舞台に引っ張りだこの今最も旬な俳優・高良健吾と、子役時代から天才的な演技力を発揮してきた鈴木杏のW主演。監督は『ヴァイブレータ』で世界中の映画祭にて評価され、『余命一ヶ月の花嫁』で日本中を涙で包んだ廣木隆一。
【登壇者コメント】
高良:『軽蔑』を見てくださった二人を愛してくれたら嬉しいと思います。
鈴木:この作品は鈴木杏にとってもすごく大きいことで、『軽蔑』に携われたこと、出会えたことは大きいです。胸がいっぱいで……。(泣き出してしまう)でも本当に出来上がったのを見たときに愛すべき映画だなと、自分で言うのは照れるけど、たくさんの方々に愛してもらえたらいいなと思っています。
カズ役は自由人だけど愛すべきキャラクターで、難しかったと思いますが、いかがでしたか?
高良:やっぱり難しいといったら難しい。廣木組から求められることは芝居の上手い下手さではなく、自分から生まれていくものなんですよね。そこに居てくれたらいいと監督は言ってくれるんです。(カズとして)その場にいることを意識しました。嘘をつきたくないと思いました。
真知子役の鈴木杏さんは体当たりの演技でしたが、実際演じてみていかがでしたか?
鈴木:監督と高良と仕事が出来ると知った時点で大変だと感じたけど、そこに参加したいと思いました。原作を読んで真知子にとことん惚れきったので、真知子みたいな人になりたいと思いました。そのときから覚悟は決まっていました。ポールダンスは痣だらけになったり、筋肉痛になったりでとても大変だったし、精神的な面でも大変で。でも、こんな経験が今までなかったので幸せでした。ちょっと強くなれた気がします。
カズと真知子のように、激しく人を愛することに対してどう思いますか?
高良:痛いけど美しいと思いました。
鈴木:映画だけでもこんなにしんどかったのに、実生活でこういう恋愛をしたら大変なんだろうなと思う。だけどこんな恋愛ができたら幸せなんだろうなと思います。
【ストーリー】
―世界は二人を愛さなかった―
夜の街で欲望のままに生きる男・カズ(高良健吾)と、歌舞伎町でダンサーとして生きる真知子(鈴木杏)。孤独な二人は、一瞬で恋に落ちた-。衝動的なカズの情熱に流されるまま、二人はカズの故郷で新しい生活を始める。まじめに働くことを知らず、好き勝手に生きてきたカズは地方の資産家の一人息子だった。「ここじゃ、五分と五分でいられない」引き裂かれる想いで、カズの元を去る真知子。
愛すれば愛するほど、運命が二人を隔てていく。
作品情報 | 『軽蔑』 |
公開情報 | 2011年6月4日(土)より、角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿他 全国ロードショー順次ロードショー!! |
監督 | 廣木隆一 |
キャスト | 高良健吾 鈴木杏 大森南朋/忍成修吾 村上淳 根岸季衣 田口トモロヲ/緑魔子/小林薫 小林ユウキチ 日向寺雅人 蕨野友也 山田キヌヲ 蒼井そら |
配給 | 角川映画 |
公式HP | http://www.keibetsu.jp/ |
©2011 『軽蔑』製作委員会 |