杉野遥亮、結婚すればいいのにな『水上のフライト』初日舞台挨拶
『水上のフライト』の初日舞台挨拶が行われ、主演の中条あやみをはじめ杉野遥亮、小澤征悦、兼重淳監督、脚本家の土橋明宏が登壇した。(2020年11月20日 新宿バルト9)
本作は数多くの大ヒット作の脚本を手掛ける土橋自らが描きたいと熱望。「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」で審査員特別賞を受賞し、映画化が決定した思い入れの強い作品だ。土橋が実在するパラカヌー日本代表選手・瀬立モニカさんとの交流を通じ作り上げた、オリジナルストーリーである。
自分の実力に絶対の自信を持つ高慢な遥は、走高跳で世界を目指し、有望スポーツ選手として活躍していた。だがある日不慮の事故に遭い、命は助かったものの二度と歩くことができなくなってしまう。将来の夢を絶たれた遥は、心を閉ざし自暴自棄となるが、周囲の人々に支えられパラカヌーという新たな夢を見つける――。
MC 映画の公開を迎えたお気持ちを踏まえまして、ご挨拶を頂ければと思います。
中条 本来は6月12日に公開されるはずだった『水上のフライト』が今こうやって劇場で公開されることが嬉しくて、うるってしそうなんですけど…本当に心が温かくなる映画なので一人でも多くの方に観てほしいなって思います。
杉野 いま中条さんが話した通り、本来公開される期間から延期されましたけど、主演の中条さんをはじめ色んな方の頑張りとか努力とかが沢山詰まっている作品なので、ぜひ大切に観ていただければと思っております。
小澤 家族愛であったり友情だったり、師弟愛だったりとか、優しい気持ちがたくさん詰まった映画となっております。人との繋がりって大切なんだなって思っていただけると幸いです。
MC 主人公の遥と颯太の恋の予感が感じられる部分が書き込まれていると思うのですが、演じられたお二人自身は、遥と颯太はこの後恋愛関係はどうなっていくと思いますか?
中条 颯太さんは人の痛みが凄くわかる男性なので、遥もそこに頼れる部分があったんじゃないかなと。個人的にはそのまま結婚してほしいなって思いますね。
小澤 俺が全力で阻止するけどね。
中条 なんで(笑)
杉野 僕だったら恋してると思います。結婚すればいいのにな。
MC 皆さんにとっての「ほかの人には絶対負けない」「これだったら金メダルをもらえそう」という特技を教えてください。
中条 私は目が良いほうなので、遠くまで見ることが出来ますね。
小澤 僕は家族を想う気持ちが凄く大事だと思っているので、そこは金メダル級だと思っています。
杉野 僕は人の良いところをすぐ言えるところですかね。
脚本を担当した土橋の長所を質問された杉野は「天然でキュート」と回答、小澤から「天然のお前に言われたくないだろ」と突っ込まれる一幕が。杉野は続けて、小澤の長所は「全部助けてくれる包容力」、中条の長所は「笑顔」と回答し会場を大きく沸かせていた。温かな笑いに包まれた中、初日舞台挨拶は幕を閉じた。
取材 福井原さとみ
『水上のフライト』
©2020 映画「水上のフライト」製作委員会
配給:KADOKAWA
11月13日(金)全国公開