田中圭、ただいまです！『劇場版おっさんずラブ～LOVE or DEAD～』おっさんずフェス

2019/08/152021/02/14

社会現象を巻き起こした人気ドラマが映画化！『劇場版おっさんずラブ～LOVE or DEAD～』の公開前イベントとして“おっさんずフェス”が行われ、田中圭、林遣都、内田理央、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉、沢村一樹、志尊淳、眞島秀和、大塚寧々、吉田鋼太郎、スキマスイッチ、瑠東東一郎監督が登壇した。（2019年8月13日　六本木ヒルズアリーナ）

モテない独身ダメ男・春田（田中圭）が、上司の黒澤（吉田鋼太郎）と後輩の牧（林遣都）との三角関係の末、永遠の愛を誓った日から1年が過ぎ、転勤から帰国した春田だが……。おっさんたちの新たなラブ・バトルロワイアルが幕を開ける！

大きな歓声に迎えられ、浴衣姿のキャストが人力車で登場。レッドカーペットから壇上に勢ぞろいし、汗だくになりながらも主役の春田を演じた田中は開口一番に「ただいまです！」と喜びをあらわにし、暑いなか待っていたファンに対して「ありがとうございます！」と感謝を述べた。

牧役の林は「カッコイイ浴衣を着て、牧として凛と佇んでいたいと思っていたんですけど、汗が止まらなくて」と言いながらもクールな存在感を放ち、本作より参加している山田ジャスティス役の志尊は、ドラマを観ていたと話し「参加できた喜びと、映画から入る不安があった。みなさんに受け入れてもらえるようなジャスティスに全力を尽くしました」と力強く語った。

「（演じた）武川は全シーン全力でやっています。画面の端にいる時もありますけど、見逃さずに注目してください！」と眞島は存在を強調し、栗林歌麻呂役の金子も「マロと蝶子さんが……すごいことになっているんで！」と期待を抱かせた。

居酒屋の店主・荒井役の児嶋は「『おっさんずラブ』は好きですかー？」と呼びかけると「大好きー！」とレスポンスを受け、続けて「児嶋は好きですかー？」との呼びかけには反応がなく「なんでだよっ！」とオチをつけてお決まりの笑いを披露。

撮影の印象を聞かれた田中は「毎日楽しかったですよ。（林に向かって）お泊まりロケも楽しかったよね？」と振ると、「はじめてちゃんと真面目な話をしました。平成最後の満月の夜に」と林がロマンティックに語り、劇中さながらの様子で見つめ合う2人。

「ネタバレ禁止です！」と田中から釘を刺された吉田は「僕と圭と遣都と沢村さんと志尊が出ているシーンがあるんですよ……」と慎重に表現すると、「それはサウナのシーン！予告でも流れているから大丈夫だと思います」と田中がフォロー。「そのサウナのシーンが大変だったんですけど、すごくやり切った。ぜひお楽しみに！」と自信をのぞかせた。

本作から参加の沢村が「サウナのシーン、DVDになった時にはモザイクが入るんですけど、劇場版ではモザイクなしでお届けします」と問題発言。すかさず田中が「適当なこと言っちゃダメ！」と制止する一幕も。

また、志尊は「僕と鋼太郎さんと圭くんの3人の芝居がありまして、『おっさんずラブ』の洗礼を受けた」と振り返り、「（劇中に出てくる居酒屋）“わんだほう”が新装開店しました。無駄に広くなったし、椅子が座りにくくなった」と内田は変わった見どころを紹介。眞島は「映画の話をいただいてから、あるシーンのために地道にストレッチをしていました」と意味深な発言で会場をざわつかせた。

マロと蝶子の展開が気になるところだが、大塚は「蝶子も新しい一歩を踏み出せ……たのかな」と匂わせ、金子も「男として覚悟を演じました」とコメント。すると田中が「今回のマロはめちゃくちゃカッコイイっすよ。でも、鋼太郎さんは2人の恋の応援は？」と、元夫役である吉田に振ると「もちろん応援しますよ。でも個人的に大塚寧々さんのファンなので、だからちょっと」と複雑な心境を吐露。

田中は「ドラマ全7話を悔いなくやったつもりでしたが、みなさんに支えられて1年2ヶ月の時を経て、劇場版としてパワーアップして戻ってくることができました。僕らができるすべての笑いと愛情が詰め込まれていますので、みなさんに早く観ていただきたい」と作品に込めた思いを語った。

イベントを締めくくるのは、ドラマ＆劇場版で主題歌を担当しているスキマスイッチによるライブ。舞台袖で楽しんでいたキャスト陣がサプライズでステージに登場し、熱気と歓声は最高潮に。金子は「今日のみなさん、アリ寄りのアリです！」と役のセリフを叫び、「みなさんの声援、ジャスティス！」と志尊も盛り上げ、吉田はタイトルにかけて「『おっさんずラブ』の中の唯一の本物のおっさんです！」と自虐で沸かせた。