真矢ミキ、ローランドの名言に興奮!『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』ジャパンプレミア
激動の16世紀英国を生きたふたりの女王の物語『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』のジャパンプレミアが行われ、上映前スペシャルゲストとして女優の真矢ミキとホスト兼実業家のローランドが登壇した。(2019年3月6日 スペースFS汐留)
――女王は私ひとりだけ 本作は、スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベスⅠ世の波乱に満ちた人生を描いた意欲作。エリザベスⅠ世のライバルと呼ばれたスコットランド女王、メアリー・スチュアート。彼女はイングランドの王位継承権を持ち、終生エリザベスⅠ世の権力を脅かしつづけた。恋愛、結婚、出産を経験し、若く美しく自信にあふれた従姉妹・メアリーに複雑な想いを抱くエリザベス。誰よりも理解し合えたはずなのに、お互いを畏怖し恐れるふたり。それぞれ陰謀渦巻く宮廷の中で運命に翻弄され戦うのだった……。
MC この作品をご覧になって、ローランドさん、いかがでしたか?
ローランド この作品って女性の物語じゃないですか。「女だから」とか、「~だから」っていう枕詞で女性の方はトップに立つと語られることが多いと思うんですけれども、自分自身も「ホストだから」っていう色眼鏡で見られることが多くて。良いことをしたら十分の一で伝わり、悪いことをしたら十倍で伝わるという逆境に似た部分の中で生活をしてきたので、「この気持ち分かるな…」と。苦悩とか葛藤っていうのがこの作品を通して描かれていたので、女性の皆さんも共感できるんじゃないかなって思います。
MC 真矢さんは共感することってありましたか?
真矢 そうですね。ふたりの女王に強さと男性の繊細さも感じたし、あとやっぱり駆け引きとか人の策略とかそういうものって、時代を遡っても全然現代と変わらない動きをしているのかもなって思いました。
MC さらに上にいけばいくほど、人間関係のいろんなものがでてくるのかな、って思いました。
真矢 私は何も知りませんけど(笑)
ローランド やっぱり嫉妬される側に立つ苦しみって本人しか分からないというか。「ローランドさんっていいですよね」とか「女王さまっていいですよね」ってきっと言われることが多いと思うんですけど、「こっちにはこっちの辛さがあるんだよ!」っていうのが描かれていて。舞台裏じゃないですけど面白かったですね。感情移入できる作品だったなあ、と。
真矢 嫉妬されるんですか?
ローランド まあ、そうですね。ホストだったりとかお客様の彼氏さんだったりとか。まあでも、嫉妬されない人生も辛いなあ、って。
真矢 出ましたよ、名言が!
ローランド 無意識に名言言っちゃう癖があって。
MC 最後に、この作品の見所を教えてください。
ローランド 僕の大事にしている言葉で「俺か、俺以外か」って言葉があるんですけど、「俺側」に立った時にどういった苦悩があるのかなとか、どんな葛藤があるのかということが皆さんに少しでも伝わったらいいな、と思います。
真矢 この映画を観て私は逞しく生きたいな、ってもう一回スイッチが入った気がしました。でもやっぱり男性が居ない人生って面白くないな、とも思いました。女性の方には、彼女たちの生き様みたいなものがDNAに打ち込まれているのではないかと思います。楽しんでご覧になって頂きたいです。
イベント中、MCよりローランドの印象を質問された真矢は「貴族みたいな感じ」とその堂々とした佇まいを絶賛。数々の「ローランド語録」についても以前からチェックしていたことを明かした。その言葉にローランドは「やってきて良かった」と恐縮し、豪華で華やかな雰囲気の中『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』ジャパンプレミアは終了した。
取材 福井原さとみ
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
配給:ビターズ・エンド、パルコ
(c)2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー!