米アカデミー主演女優賞獲得！『ルーム』ジャパンプレミア
世界各国の名だたる賞を軒並み受賞し、遂には本年度アカデミー賞・主演女優賞を見事受賞した映画『ルーム』。確かな演技力で初ノミネートにしてオスカーを獲得したブリー・ラーソンと、その息子役の天才子役ジェイコブ・トレンブレイが来日し、ジャパンプレミアが行われました。また本作にとても感動したという、母親になったばかりの女優・菅野美穂がゲストに登場して、客席から歓声が鳴り止まない、とても華やかな舞台挨拶となりました。（2016年3月21日 TOHO シネマズ 六本木ヒルズ）
MC：日本にみなさんに、一言ご挨拶をお願い致します。
ブリー：コンニチワ！アリガトウ！日本には絶対、一度行きたいと夢に思っていました。それがこんなにも温かい歓迎を受けて感動しています。この作品を携えて、そして日本のみなさまと分ち合えることをとても嬉しく思っています。私たちも会えてすごく嬉しいです！！
ジェイコブ：今ここに立って、すごくエキサイティングです！ドキドキしています。僕は四歳の時からずっと、日本に来たいと思っていました！
MC：ブリーさん、アカデミー主演女優賞おめでとうございます！まずは、受賞したお気持ちをお聞かせください。
ブリー：受賞した時は、すごくシュールな感じでした。今もまだ「本当だったのかな？」って思ってしまいます。授賞式の後、翌朝すぐ飛行機に乗って『キングコング』の撮影でベトナムに三週間行っていました。実は今、ベトナムから日本に来ているので、受賞後、最初に触れ合ったファンのみなさまです。最高の歓迎をありがとうございます！今ここにいるみなさまと、こうやって受賞をお祝い出来て、とても嬉しく思っております。
MC：とってもイケメンのジェイコブくんは、ご家族からの反応はどうですか？？
ジェイコブ：日本もですが、色々なところに行けてすごく良かったです。初めての日本で、すごくエキサイティングです！僕の両親は本当に驚いていて、僕自身もアメイジングだなぁと思っています。
MC：本作は間違いなくブリーさんの代表作になったと思います。この映画に出たことで、どんな影響がありましたか？？
ブリー：この『ROOM』を通して、ひとつのブレイクが出来たり、人生を謳歌出来るように導いてくれた作品であるのと同時に、この映画の物語もそういう奇跡を辿るところがとても面白いなと思いました。また作品の中で、地に足をつけてくれたのが、息子のキャラクターなんです。実際にジェイクも一緒で、この作品と共に世界中を一緒に旅して、一緒に時間を過ごす中で、一番一緒にいて楽しいのが彼なんです。これらの素晴らしい体験を一緒にできたことが何よりも嬉しいです。
MC：本当にリアルな親子の姿でびっくりしたんですが、どのように演技をしていったのでしょうか？？
ジェイコブ：僕がどうやって準備をしたかというと、撮影していないオフセットの時もブリーと年中遊んでいたんです。でも集中しなければいけないシーンの時は、出来なくなっちゃうので遊んでいなかったです。後は泣くシーンの時、本当に集中して、頭の中があちこちいかないように、頑張っていい演技をするようにしました。
MC：お二人とも日本に来たばかりだと思いますが、なにか体験したことや、食べたものなどはありますか？？
ブリー：昨日の夜遅くに着いたんですけれども、荷物を置いてすぐにスーパーに向かいました。日本の面白いおやつをチェックして、日本酒とポテトチップスを買いました。
ジェイコブ：僕は昨日の夜、すぐにベットに入りましたが、なかなか寝れなくて。というのもカナダとアジアだと時差ボケがあって、寝れなくてゴロゴロしていました。でも今朝は早く起きて、実は三十分前に釣りをしていました。ヒゲが付いた巨大な魚を釣ったり、結構楽しんで色々やっています。
－日本で何か楽しみにしていることありますか？？
ジェイコブ：日本のお寿司を試してみたかったんです。僕が住んでいるバンクーバーには、もちろんいいお寿司はあるんですけど、やっぱり日本でトライしたいと思っています！
ここで、花束と風船を手に、女優の菅野美穂さんゲストとしてサプライズ登場！
菅野：菅野美穂です。こんにちわ。ようこそ日本にお越しくださいました！短い間ですがよろしくお願いします。
ジェイコブ：アリガトウ！
MC：菅野さんは映画をみていただいて、すごく感動されたとお伺いしておりますが、感想をお願いできますか？？
菅野：みなさんと一緒の気持ちだと思うんですが、なんともいえない、言葉に出来ない衝撃と、そして見終わった後の世界が広がる爽快感、すごい力のある映画だなっと思いました。お話の中頃で部屋から脱出する訳ですけど、脱出した後がすごい良かったですよね。
－ブリーさん、菅野さんは日本を代表する女優さんなんですが、お会いされての印象を教えていただけますか？？
ブリー：本当に素晴らしい方だなという印象を抱いています。先ほどお話する機会があったんですが、本当に自分というものを持っていらっしゃって、そしてとても心が広い方なんだなって思いました。色々な方々から、女優としても素晴らしいと伺っておりますので、そんな菅野さんから温かい歓迎を受けて、そして作品についても褒めていただけるなんてこちらも大興奮です！
菅野：素敵なドレスですよ！ブリーさん。
ブリー：アリガトウ！
菅野：ゴージャス！ビューティフォー！
会場：(笑)
MC：菅野さん、お二人の演技素晴らしかったですよね！！
菅野：素晴らしかったです！本当の親子にみえました。どうやってお二人は関係を作っていかれたんですか？？
ジェイコブ：撮影の前にブリーさんが、何度か僕のホテルの部屋に訪ねてきてくれて、どうでもいい話をしたんです。例えば『忍者タートルズ』の中でどのキャラクターが一番好きかとか、そういう話をしたんです。後、テイクの間は一緒に遊んでいて、部屋を作っている時には、どんなものがあるかみにいって、どんなクールな小道具があるのかなってチェックしたりしていました。またチェッカーというゲームをしたんですけども、その時初めて僕たちはケンカしたんです。っていうのは、僕はゲームの仕方を知らなかったんです。なので、僕が勝手にルールを作っちゃったからケンカしちゃいました。
菅野：やー、なんて可愛いの？！連れて帰っちゃうぞ！！
ジェイコブ：映画の繰り返しになっちゃうのは、良くないですよね！
菅野：スマートだな。可愛すぎますね。
会場：(笑)
MC：最後に一言ずつお願いします。
ブリー：こうやってみなさまを通して、初めて日本に触れることが出来て、もっとここで時間を過ごしたい！もっと日本のことを知りたい！そういう気持ちが生まれました。本当にありがとうございます！
ジェイコブ：すごく素敵な雰囲気に、盛り上げていただいてありがとうございます。サインをするのがすごく楽しかったです！世界中の人が楽しんでいるんだなって感じがして良かったです。本当にサインするの楽しかったな。楽しいですよね？？
会場：(笑)
MC：またサインをしに日本に来てください！
ジェイコブ：もちろん！
取材：佐藤ありす
【ストーリー】
〖部屋〗から脱出した母と息子、その先の驚愕の運命とは─?
閉じこめられた[部屋]で暮らす、ママとジャック。体操をして、TV を見て、ケーキを焼いて、楽しい時間が過ぎていく。しかし、この部屋が、ふたりの世界の全てだった。ジャックが 5 歳になった時、母は[部屋]しか知らない息子に本当の世界を見せるために命を懸けた脱出を図る。だが、二人が飛び込んだ現実の世界はあまりにも大きすぎた…。
『ルーム』
監督:レニー・アブラハムソン
出演:ブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブ レイ、ジョーン・アレン
©ElementPictures/RoomProductionsInc/ChannelFourTelevisionCorporation2015
4月8日（金）よりTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズシャンテ他全国公開
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