竹野内豊、もう少し一緒にいたい偽装家族『at Homeアットホーム』初日舞台挨拶


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“ワケありで家族”になり、犯罪で生活をしている歪んだ一家が、自分たちの幸せを守るために奮闘する異色ホームドラマ『at Homeアットホーム』が初日を迎え、竹野内豊、松雪泰子、坂口健太郎、黒島結菜、池田優斗、蝶野博監督が舞台挨拶に登壇した。(2015年8月22日 新宿バルト9)

MC 初日を迎えられた感想をふまえて、ご挨拶をお願いします。
竹野内 ようやく、この映画を世に送り出す日をこれだけの方と迎えられ、この映画がみんなの心の中にどう伝わるかはわかりませんけど、いい思い出に残る作品になったらと思います。
松雪 わりとしっかりとした作品ではありますが、ぜひ楽しんでください。
坂口 色んな人の思いが詰まった素晴らしい作品だと思うので、ぜひごゆっくりご鑑賞ください。
黒島 この作品に関わることができて、いい経験になりましたし、すごく良かったなと思います。
蝶野監督 撮影が1年くらい前で、今日をやっと迎えられて。不安と期待でいっぱいです。
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MC 血縁関係がないけど父親の役ですが、どんな点に注意されましたか?
竹野内 父親の経験もないし、どんなふうにいたらいいのかなと。大黒柱であるけど、心の中では「大黒柱に甘えるんじゃないぞ」という気持ちもあって。でも、しっかりと家族を支えなきゃいけないリアリティを持たせられたらいいなと思っていました。

MC 今日は映画の中で作り上げた家族と一緒ですが、改めてどうですか?
竹野内 ちょうど1年前が撮影だったので、子供たちが成長して。(池田優斗を)さんざん高い髙いをしましたけど、もう無理かなと(笑)黒島さんもずいぶん大人っぽくなって。撮影期間は1ヶ月だったんですけど、毎日撮影が続いていく中で、リアルにみんなとの距離が近くなる感じをそのまま演技に反映することができたんじゃないのかなと。現場の雰囲気は和気あいあいとした感じで、もう少し一緒にいたいなと思ったところで撮影が終わってしまって。この繋がりがこの映画だけに終わらず、また一緒にできたらいいなと思っています。at Home0011

MC このメンバーでの現場はどうでしたか?
松雪 とっても自然に穏やかに、明るくすごせる現場で。無理なく自然と家族になっていけたなと思います。

MC 暴力をふるわれるシーンもあって・・・
松雪 ハードなシーンもありますけど、家族みんなが愛を持って見守ってくれるシーンでもありますね。充実した撮影ではありました。

MC 共演したみなさんと、思い出に残っている出来事は?
黒島 料理を作って、家族みんなで食卓を囲んでカレーを食べるシーンが好きで。カレーも美味しかったし、居心地がすごく良かったです。at Home010

MC 共演したみなさんの印象はどうですか?

坂口 家族ものの作品は初めてでしたが、すごくいい意味で裏切られたというか。血が繋がっていないという少し不思議な家族の話ではありますが、違和感なく自然にゆったりとした時間が流れていました。

MC 撮影現場で楽しかったことは?
池田 撮影中の僕の誕生日に、みんなが祝ってくれたことです。松雪さんからは5千円分のゲームカードをもらって、竹野内さんからは帽子をもらいました。(会場笑)

MC 最後にひと言ずつご挨拶をお願いします。
松雪 実際の家族ではないのですが、それぞれ過去に痛みを抱えながらも深く繋がっている家族の姿が心温まる作品ですので、じっくりと味わってご覧になってください。
竹野内 まだ見ぬ未来に希望を見つけ出せなかったり、自分自身に向き合う時間の中で、映画というものに心を救われてきました。色んな映画を観てきましたが、心の成長過程においては大切な時間だったなと思っていて。この映画もきっと、そういう映画としてみなさんの心に映るといいなと思っています。

取材・スチール撮影 南野こずえ


【ストーリー】どこにでもある平凡で幸せな家族。けれども、実は家族全員で、犯罪で生計をたてている一家。父さんは空き巣泥棒、母さんは結婚詐欺師、長男は偽造職人…。ある夜、家族の元に一本の電話が…。結婚詐欺がバレ、相手に母が拉致され身代金まで要求されてしまう。能天気にみえた家族、その裏にあるそれぞれの苦しい過去。血もつながっていない、けれどこの幸せを守るためなら、誰よりも必死になれる。これも一つの家族の姿。母親を取り戻すことはできるのか!?

『at Homeアットホーム』
キャスト:竹野内豊 松雪泰子 坂口健太郎 黒島結菜 池田優斗 村本大輔 千原せいじ 板尾創路/國村隼ほか
監督:蝶野博(『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』)原作:本多孝好「at Home」(角川文庫刊)
脚本:安倍照雄(『手紙』、『不思議な岬の物語』)
製作:映画「at Home」製作委員会 制作プロダクション:KATSU-do 制作協力:ブースタープロジェクト
配給:ファントム・フィルム+KATSU-do  2014年/日本/カラー/110分/DCP
©映画『at Home』製作委員会 公式サイト:athome-movie.com
8月22日(土)より全国ロードショー

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