『飛べないコトリとメリーゴーランド』岡野真也×チャラン・ポ・ランタンのスペシャル鼎談実況中継!


kotori_14『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015』の先行上映チケットは即完売!今もっとも注目したいぐるぐる作品、7月4日(土)公開の映画『飛べないコトリとメリーゴーランド』から、岡野真也さんチャラン・ポ・ランタンのももさん・小春さんのお三方に、インタビューを行いました。(こちらもチェック→あなたは悪くないんだよ?『飛べないコトリとメリーゴーランド』先行上映舞台挨拶

Q:男という生き物は、どんなものですか??
kotori_23.jpg もも:「おっと!映画の中で、男という生き物は~って歌ってますもんね」
岡野:「なんだろう??」
小春:「よく男性の方が精神年齢が低いとか、女性の方が大人びていているとか言いますけど、やっぱり小さい頃から、少し道をそれていくんだなと」
岡野:「男女で??」
小春:「そうそう!大人になった時には、すっかり違う世界にいてみたいな。やっぱり女同士で飲んだり、ご飯に行ったりしている感じと、男性が」
もも:「ひとりいるだけで違うね!空気感だったり」
小春:「違うものだね。理解して!って思っても、多分、理解出来ない生き物なんじゃないですかね?」
岡野:「その場でかっこよく見られるためなら、軽い嘘をたくさん付くイメージかな?それが見栄なのか、プライドなのかはわからないですけど」
もも:「なんだろうな。男の人がいないと、生きていけないんですけど」
小春:「どうした??突然どうした!!全員が「あっ!」ってなったよ??」
岡野:「(笑)」
もも:「恋愛依存症ではなくて!世界に男をなくしちゃったら、うちらだって存在していないし。でも、どうやっても理解出来ないし、なんですかね??」
小春:「男の人って夢持ちすぎじゃない??夢っていうか、女の人にはこうであってほしい理想が漫画みたいにない??」
もも:「そうよね。理想と現実が」
岡野:「基本的に男性の方って、絶対大きな夢を一つ持ってますよね??」
もも:「そういうのが鬱陶しいなって」
小春:「やばいやばい!!やばいぞ!」
岡野:「その夢があって、じゃ、現実の策は?って聞くと、意外と脆かったり」
小春:「後、結構漠然としている。例えば、天下捕るどー!くらいにざっくりとした」
もも:「俺は一番になる!みたいなね」
小春:「そう!なのに、こっちがそういうものを持ってなかったら、なんでないの?みたいな」
岡野:「見習うべきところでもありますけどね」

Q:それに対して、女という生き物はどんなものですか??
kotori_03.jpg 小春:「女性も女性でね、めんどうですね。女も女なんだよ!」
もも:「男性が羨ましいなと思う部分は、相手に直してもらいたいことを、結構ストレートに言えているような気がする。女性だとやっぱり一回持ち帰って、本当はこう思っているんじゃないか?みたいな」
小春:「表面的な付き合いをしちゃうよね」
もも:「後、女性は集団行動をしたいもので、その気持ちも分かるし。だからこそ、面と向かって殴り合いの喧嘩とかしてみたいなって思いますね」
小春:「男の人は、そんな殴り合ったりする大喧嘩しても、結局仲直り出来てる!みたいなね。凄い不思議!」
もも:「男女の違いはあるよね。例えば、同級生で何十年もバンド一緒にやってる人たちで、好きな女の子が一緒とかで修羅場があっても、一緒に音楽やってるみたいなの、やっぱり考えられないなって。バンド内でそういう勃発しちゃったら、元に戻れない感じがする」
岡野:「多分女性って、自分の周りの世界が、完璧でなければならないって感じがあります!」
もも・小春:「ほうー!」
岡野:「そんな感じしません??自分がいつも親しくしている子たちは完璧であって、その一歩飛び出した向こうは気にならない。でも、周りや自分の全ては完璧でいるっていうのが、女の人だなって思います。後、考え過ぎる!」
もも:「考え過ぎるね、本当に」
小春:「言わないでも分かってよ!っていうのが女だからね」
もも:「分かるはずがないよね!」
小春:「言わないとわからないのが男なのにね。一生無理だよね(笑)」
岡野:「だからコトリと江波くんも「分かってよ!」と「言わなきゃわかんないよ」で、うまくいかなかったんだと思います」
小春:「オーソドックスなまずい方向のいき方だよね」

Q:見えない囲いが目の前にあって、抜け出せないなと思っていることは何かありますか??
kotori_05.jpg 小春:「超最近ですけど、新しい曲の歌詞を考えていたんですよ。本当に何回もボツにされて、解決出来ない時期がありました。昨日出来て、これが降りたってことなんですかね??なんだろう?日本語って思いながら、四回くらい同じメロディで違う歌詞を作って、色々と大事にし過ぎて、言葉が通じない虫食い問題みたいになっちゃって、多少捨てました。もう一度まっさらに考えてみたら、全然違う言葉が乗って、採用になりましたけど。本当にもう!いっぱい考えましたよね。昼間、その最後のバージョンの歌撮りを」
もも:「四回くらい、違う歌詞で歌ったからね(笑)。私は、あまり苦手な人がいないんですけど、これが生理的に無理な人なのかっていう時があって。でも、仕事上付き合っていかなければいけないとか、毎日会わなきゃいけないとか」
小春:「(マネージャーさんに向かって)もしかしたら、違うかもしれないから!」
もも:「本当に具合が悪くなるレベルで、顔もみたくなければ、声も聞きたくないくらいの」
小春:「まだ、わかんないよ??」
もも:「嫌なこと言われても、すっと流せるタイプなんですけど、今回ばかりは我慢しなきゃって思ってたんですよ。この嫌な気持ちはなんだろうって一年くらい考えていて、気持ちが変わってないのは、私が変わってないんだなって。我慢しなきゃって思ってたのがだめで、変わらなきゃいけないのが、私だったってことに気付いてからは、世界がぱっーと広がりました」
小春:「ちなみに相手は変わったんですか??」
もも:「ちなみにマネージャーのことなんですけど!今は気持ち的にすっきりして、本当に色が違うような感じ!」
一同:「(笑)」
小春:「やばい!四年越しのカミングアウト!」
もも:「こんな質問なかなかされないんで!されない質問で答えることもない。でもそうやって、状況が変わらないのは、自分に責任があるんだなって気付いた時、落ち着いたというか、楽になった、そんな感じですね」
小春:「今は仲良しなんで、大丈夫です!」
もも:「今はマブですよ!食べものの趣味だけは合うっていう!」
岡野:「この流れ??(笑)私、日記を書いているんですけど、悩むのとやる気になる周期が大体一緒で、同じところをぐるぐるしてる。悩む事柄も一緒!数ページ前に書いた同じことを書いてるみたいな。抜け出せない壁があります!多分、玉転がしみたいに少しずつ進んではいるんでしょうけど、結局、本当に素晴らしい方が、凄い刃物で刺してくれない限り変わんないんだろうなって思います」
-良い刃物を持ってそうなお二人ですが・・
もも:「いやいやいや。岡野さんと初めて会った時から、本当にいい意味で、岡野真也だ!って、どーんって感じで来られたんで、これが女優さんなのかなって。いい緊張感で、一緒に仕事が出来たっていうのがありますね」
小春:「うちらは、へらへらしている職業だから」
もも:「ぱっぱらぱーなんで(笑)」
小春:「本番との切り替えみたいなのが、割とうちらはないし。ずっとこの調子のままだし」
もも:「同じ表現者ではあるけれど、それでも全然違うというか。そんな鋭い刃物持ってないですよ!私たちの刃物じゃ、なんちゃってのおもちゃみたいに、引っこんじゃうよ!引っこむ系のやつで刺さんないですよ」

Q:お気に入りの絵本があって、記憶に残っている言葉があれば教えてください。
岡野:「難しい!記憶に残っている本はたくさんあるけど。調べたい・・・。お気に入りの本はあるんですけど、そのワンフレーズ、そのセンテンスが出て来ない。絵本って、絵でみて想像してっていう子どもの記憶なので、意味が分かってないまま好きって思って、成長して来ているので、ぱっと思い出せない」
-それはなんていう絵本ですか??
岡野:「『ジャリおじさん(大竹伸朗・著)』!私最近、絵本再ブームなんですよ!過去に読んだ本をもう一回読むってことにはまってて」
-『ジャリおじさん』はどこに惹かれたんですか??
岡野:「絵も内容も全部だと思います。子どもからしたら、不思議でちょっと怖い絵なんですけども、小さい頃の私はそこに惹きつけられていて。ジャリおじさんがずっと黄色い道を歩いて行ったら、もうひとりの自分に出くわすみたいな話なんですけど。ピンクのワニが出てきたり、摩訶不思議なんですけど、そういう世界観がずっと好きなんだと思います」
-チャラン・ポ・ランタンさんの音楽も、絵本をひっくり返したみたいな感じですが
kotori_08.jpg 小春:「うちらの親がふたりとも絵描きで、お母さんが絵本のイラストを描いていたりするので、家にたくさん絵本があるんですよ!割と曲が出来上がった時、ひとつの映像ってよりも、一枚のイラストみたいなイメージで考えることが多いので、絵本には影響されていますね。真っ白な紙に鉛筆だけで描いてある、白と黒だけのコントラストな絵本で、最初から最後まで言葉が出て来ないんですよ!『アンジュール―ある犬の物語(ガブリエル バンサン・著)』。
ざっくりいうと、車からアンジュールっていう犬が、ぽいっと捨て犬にされちゃうんです。それでもずっと走ってついてきて、どんどん犬が点くらいに小さくなって、ひとりトボトボ寂しく歩いている景色のページが、何枚も何枚もあるんですけど。
演技でも、言葉がなくても表情だけのシーンとか、音楽でも、歌詞がない間奏や後奏の部分がグッと来たりするので、そういう感じなのを作れたらいいなとか思ったりします。しばらく歌がない、インストゥルメンタルバンドとかをよくやってたんですよ!どんな人でも伝わるのって、言葉じゃない部分だったりもするので、そういうのがいいなって思いますね」
もも:「好きな絵本ね、色々あるんだけど『ユックリとジョジョニ(荒井 良二・著)』」
小春:「知ってる!ブーバ・トロリ クルリ・クルでしょ!」
一同:「(笑)」
もも:「ずっと、小春も一緒に読んで育ってるから好きだと思うけど。違う町に住んでいるユックリって子とジョジョニって子が出会って、歌やアコーディオンで演奏して、楽しい音楽で楽しい時間を過ごすんです。色々なところへ一緒に行って過ごして、その楽しいまま自分の町に帰ってくるんだよね」
小春:「そうそう、それぞれやりながら」
もも:「それをずっと小さい頃から、お母さんに読み聞かせしてもらってたんです。荒井良二さんの絵が、色遣いも凄いカラフルで可愛いくて、全然音とか鳴ってないけど、楽しい雰囲気とか、音や歌声とかも聞こえてくるような。小さい頃は何が何だか分からない状態で、楽しい!可愛い!って思う、ずっと好きだったその本ですね。絵本をひとつあげるの難しいですね」
岡野:「本屋さん行ったら、これもこれも!ってなります。これも好きだった!これも好きだったって」

Q:ちゃんとした大人って、どんな人だと思いますか??
kotori_07.jpg 岡野:「大人・・・。自分の行動に、責任を持つことじゃないですか??」
小春:「自立って言葉があるくらいだから、心の問題じゃない??でも、大人じゃない大人がいっぱいいるからね」
もも:「どうなんだろうね」
岡野:「じゃ、どういう大人になりたい??」
小春:「子どもの時って、色々なことに「初めて」って付くじゃないですか?初めてみた映画とか、初めて買ったCDとか、あの時の衝撃はもう一生味わえない訳ですよ!大人になってからは、あの時の気持ちを忘れないようにしたいですね。
例えば、七歳の時初めてアコーディオン弾きを見て、「わっ!」って思った三分間は、その後の二十年を動かしてしまった訳で。大人になってからの三分は、アコーディオン凄いなと思ったところで、これを一生やろう!なんて、そんなバカみたいな夢は持たないじゃないですか」
もも:「色々なこと考えちゃうよね。これにはお金が必要で、時間も必要で、場所も必要みたいな」
小春:「だって今、アコーディオンって思うと、単価高いから他の楽器にしたと思うんだよね」
もも:「重さも」
小春:「腰痛も考えないとね!他の楽器の方が割良いのあるだろう?みたいなのも、七歳の時は何も考えてないし、その後、大道芸人になりたかったんです。なるべく喋りたくなくて、道端でアコーディオン弾いてて儲かるなら、やっぱりアコーディオンだ!って感じで、ずっと続けられたんですよ。バカじゃないですか??だって普通に喋るでしょ!結局そこから、人と喋るようになって、仕事貰うようになって、今の事務所に辿り着きました。
あんまり後のこと考えないで、そういうバカみたいな心を持ちたいですよね。今って五歩先くらいのことも、なんとなく想像出来ちゃうじゃないですか??例えば、今からやっても間に合わないとか、今からスタートしたところで、今までやってきた人には絶対叶うはずがないみたいなのがあったり、そういうのを考えないで、なにかを追っかけたいですね」
岡野:「楽しいことを楽しいって自慢できる大人!になりたいですね。私、育ってきた環境が、みんな趣味であれ仕事であれ、自分これ楽しいです!って、一生懸命やっている大人に育てられてきたので、私もそうならなきゃいけないと思っています」
-今、何か楽しいって言えることはありますか??
岡野:「もちろん、お芝居が出来ていることだと思います」
もも:「誰かに対して大人だなって思うのは、自分に余裕がある人だと、色々なものが許せるし、落ち着いて、その対応が出来るというか。許せる心を持っている人が、大人だなって感じることが日々多いので、私もカーっとなったりもしますけど、許せるようになれたらなって思いますね」

Q:理想の男性がいるとすれば、どんな大福を食べている人ですか??
kotori_06.jpg 岡野:「まず、大福の種類あげてもいいですか??豆、塩、いちご」
もも:「フルーツとかもあるよね。でも、いちごとフルーツは別だ!」
岡野:「後、コーヒー生クリームとか、そういうのもありますよね??」
もも:「大福自体じゃないですよね??食べてる人!最後の最後に一番の質問来た(笑)」
小春:「大福を食べる男子ってさ、女の人からざっくりいうと、「なにそれ、かわいい!」みたいな感じじゃん?」
岡野:「うんうん、そうですね」
小春:「それをみんなの前で、「僕、大福好きなんですよ!てへっ!美味しいんですよ!」みたいな感じで食べる奴、本当に嫌いなんですよ。もしかしたらこれ、ポイント上がってるかも!みたいな(笑)」
もも:「それ、セリフであったぞ!(笑)」
小春:「納豆なら別にどうでもいいんだけどさ、大福好きなの隠している奴の方がいいよ」
岡野:「なに大福なんですか??」
小春:「それは、コーヒー大福とかはちょっとない。普通のやつがいい。断然、粒(あん)」
もも:「大福、みんなで一緒には食べたくないですね。みんなの前で出してくるのもなしな感じですね。
私も大福好きで、後、お茶も好きなんで。私の分も大福を買って来てくれて、豆大福をふたつ。で、煎茶も買ってきて欲しいかな。煎茶を入れてくれて、一緒に食べたいですかね」
小春:「注文の多い・・・」
もも:「なんならね、そうやって食べたい。ぱさぱさになるからね。乾燥してるから、特に喉が!なので、静かに食べたいですね。音楽とかいらないです」
岡野:「私、今日も塩大福食べたんですけど、仮に塩大福だとして、私は粒あん派なんですね。例えば男性が、こしあんが好きな方だったら、そのこしあんを溢れんばかりの熱意で、プレゼン出来る方がいいです」
もも:「うわー、ぽい!すごい!わかる、そういう感じ」
岡野:「私は溢れんばかりの熱意で、粒あんの良さを説くので、その空気を分かち合える方が理想だと思います!」
小春:「自分も好きなんだっていった時に、やたらそればっかり買ってくるやつは困る!」
岡野:「おじいちゃんみたい!(笑)」
小春:「一個好きって言っちゃうと、毎回そればっかり買ってきちゃう・・・。そういうことじゃない!」
もも:「この人の場合はね、相手の人にそうさせてしまう、この人の責任でもあるんですよ!あんまり好きとかいわないんですよ!」
小春:「そうそうそう」
もも:「大福美味しんだ!って、そこから嬉しくなっちゃって、いっぱい買ってきちゃう。そこは小春さんにも責任があるので、なんともいえない」
小春:「だから、好きって言わないようにするもん」
もも:「そうなっちゃうでしょ?それは間違っている!それは違うから!」
一同:「(笑)」

取材:佐藤ありす

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最後に、岡野真也さん×チャラン・ポ・ランタンのお三方になんとも豪華なサイン入り色紙を描いていただきました!!
みなさまからの応募、お待ちしています~♪

・『飛べないコトリとメリーゴーランド』岡野真也×チャラン・ポ・ランタンサイン入り色紙:1名さま

 

*プレゼントの応募は終了致しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
*当選者の発表は、プレゼントの発送をもって代えさせていただきます。
*応募時の個人情報は、プレゼントの発送以外の目的には使用いたしません。

【STORY】
kotori_02.jpg 大学生の羽田コトリは大好きな豆大福を食べながら本を読むことが一番の楽しみだったが、居候先の叔父の勧めでインターンとして出版社で働き出す事に。そこで出会った江波と恋に落ちたコトリは、今まで味わったことのない幸福感や充実感を得るが、いつしか心配、嫉妬、独占欲に苛まれ、ふわふわと現実逃避世界と現実世界を行ったり来たりしてしまうようになり…。

『飛べないコトリとメリーゴーランド』
監督:市川悠輔
出演:岡野真也、チャラン・ポ・ランタン、成田凌、渡辺佑太朗、児嶋一哉 (アンジャッシュ)
音楽:チャラン・ポ・ランタン (avex trax)
製作:Sony Music Artists Inc.
配給:宣伝 : SPOTTED PRODUCTIONS
(c)2015 sony music artists inc.
7月4日(土)より、新宿シネマカリテにてモーニング&レイトショー公開!
http://www.kotori-merry-go.com/

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