『かしこい狗は、吠えずに笑う』
製作費150万で作られた本作は、とんでもない作品でした。
第34回ぴあフィルムフェスティバルにおいて「エンタテインメント賞」&「観客賞」のW受賞、福岡インディペンデント映画祭や、第13回TAMA NEW WAVEでも映画祭グランプリを受賞した、『かしこい狗は、吠えずに笑う』が、6月22日~28日オーディトリウム渋谷にて、関東で初めての劇場ロードショーとなる。
制作当時、監督の渡部は24歳という驚きの若さながら、卓越した演出力、脚本の緻密さで自主制作映画の域を超え、今後、商業映画で十分やっていける才能と実力を見せつけてくれる本作には、ちょっと変わったエピソードも!
《主演女優の二人は演技経験ゼロ!》
撮影に入るまで3ヶ月稽古を行い、主演の二人が見事に強烈な個性を持ってスクリーンで素晴しい演技を見せています。
《スタッフはtwitterやmixiで集めた!》
監督の渡部にはシナリオ学校の脚本仲間はいても、映像制作の仲間がひとりも居ませんでした。なのでtwitterで助監督を募集し、mixiの撮影監督のコミュニティーからやる気のあるカメラマンを探しました。その他、映像制作経験がほとんど無い大学1、2年生ばかりというスタッフで、この映画を完成させました。
《撮影日数は12日。製作費150万》
製作費は渡部がテレビ朝日主催の映像コンテストで全国グランプリを受賞し得た賞金100万と、なけなしの貯金。
【ストーリー】
ブルドッグのように不細工に生まれた熊田美沙は普通の生徒から蔑まれ、チワワのように可愛く生まれた清瀬イズミは普通の生徒から妬まれている。全く異なる二人だが、与えられた運命という同じ苦しみ、痛みの上に生きていた。
痛みを判り合えた二人は交流を深め友情を築いていく、が――。
※本作品は後半の展開がネタバレしてしまうと面白さが半減する可能性があります。予告編を観て、爽やかな青春映画と思って観ていたら、全く予想していなかった衝撃的な展開に驚き、映画の中へ引き込まれていきます!
『かしこい狗は、吠えずに笑う』
キャスト:mimpi*β、岡村いずみ、もりこ、瀬古あゆみ、ほりかわひろき、中澤功、真田雅隆、筧十蔵、坂本なぎ、仁後亜由美、佐藤幾優、石田剛太(ヨーロッパ企画)脚本/監督:渡部亮平
公式サイト http://www.kashikoi111.web.fc2.com
オーディトリウム渋谷にて2013年6月22日(土)~6月28日(金)21:10 の回に上映!
トークショーゲスト
6月22日(土) 犬童一心(映画監督)
6月23日(日) 小林弘利(脚本家)
6月24日(月) 石田剛太(ヨーロッパ企画)/片岡礼子(女優)
6月25日(火) 中井圭(映画評論家)/松崎B健夫(映画評論家)
6月26日(水) 藤村忠寿(HTB水曜どうでしょうディレクター)
6月27日(木) 駿河太郎(俳優)
6月28日(金) 柴田大輔(CM監督)/上野弘之(ROBOT CMプロデューサー)