『体温』初日舞台挨拶 女優・桜木凛が復帰後、公の場に初登壇!



『体温』が2月23日(土)に初日を迎え、主演の桜木凛、監督の緒方貴臣が登壇。桜木は仕事復帰後初めて公の場に姿を現し、場内はこの日を待ち望んでいたファンで満員となり、上映前の挨拶では桜の花を持ったファンが「おかえり」の声と共に温かく迎え入れた。(2013年2月23日 オーディトリウム渋谷)

「演じた倫子は名前も似ていますし、心境も似ているところがありました」という桜木は「ラブドールを演じている時の表情が見所です。いつもの桜木凛じゃない、新しい一面を見て欲しい」と作品への思いを語ったほか、ラブドールを恋人と扱う倫太郎(石崎チャベ太郎)のような男性についてどう思うかという質問には「ラブドールが対象じゃなくても、ゲームのキャラクターにドキッとしたり、いろんな人が倫太郎と似ている部分があると思う」と共感を寄せた。

緒方監督は「ラブドールを性処理目的ではなく、家族や恋人として買う人がいるということを知ったときに、“普遍的な愛”を表現できたら面白いと思った」と制作のきっかけを話し、同じくラブドールを扱った『空気人形』『ラースとその彼女』の2作品に対しては「制作を決意したときにその2作品の情報が入ってきて一時は諦めかけましたが、2作品への納得いかなかった部分があったので制作を決意した」と今作への思いを込めて熱く話した。

どんなにお客さんが入っても、オーディトリウム渋谷では2週間限定の上映となる。

「アイドル映画としてではなく“女優・桜木凛”の映画として観てもらいたい」と緒方監督が強調したように、新たな一面を目に焼き付けて欲しい。

取材・スチール撮影:佐藤久美、南野こずえ、戸田美安香

【ストーリー】
誰ともかかわりをもたず、人間の女性そっくりに作られた人形のイブキと静かに暮らしている青年・倫太郎は、ある日、イブキとそっくりの女性・倫子に出会う。アスカという源氏名でキャバクラで働く倫子は、「倫子」と「アスカ」という2つの顔の間で自分を見失いそうになっていた。2人は孤独を埋めあうように距離を縮めていくが…。

『体温』
キャスト:桜木凛、石崎チャベ太郎
監督:緒方貴臣
2013年2月23日よりオーディトリウム渋谷にて公開中
©paranoidkitchen
公式HP:http://bodytemperature.paranoidkitchen.com/

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