リーアム・ニーソン、伝説の少女に「恋に落ちた」『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア
『トレイン・ミッション』ジャパンプレミアが行われ、世界的アクションスターであるリーアム・ニーソンが13年ぶりに来日し、花束ゲストの観月ありさとともに登壇した。(2018年3月18日 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)
『シンドラーのリスト』でアカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞を獲得し、『96時間』シリーズでアクションスターの座に君臨したリーアム・ニーソンを主演に迎え、シチュエーションスリラーの名手であるジャウマ・コレット=セラ監督と4度目のタッグを組んだ本作。通勤電車を舞台に次々と起こる事件に立ち向かい、『フライト・ゲーム』の続編を彷彿させるアクションサスペンスとなっている。
『バットマン ビギンズ』以来、13年ぶりに日本を訪れたリーアムは大歓声のなか登場。「再び東京に戻って来られたことを大変光栄に思います。みなさまは本当に素晴らしい映画ファンであり、我々が映画を作っているのはみなさまのためです。心の底からこの作品に携えたこと、そしてみなさまが映画を応援してくれていることに感謝しています」と笑顔でメッセージを送った。
来日した日本の印象について「映画のプロモーションをさせていただいているなかで、すごく感じるのはジャーナリストの方も映画を応援するためにきてくださっていて、映画はそもそも一人で作れるものではないなと感じて、感謝の気持ちでいっぱいです。日本は礼儀正しく心が広い方々ばかりで、そうしたエチケットは違う諸国も学ぶべきだなと改めて思いました」をマスコミに対しても敬意を払う紳士ぶり。
『アンノウン』『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』に続き、ジャウマ・コレット=セラ監督とは4度目のタッグとなるが「本当にジャウマ監督は秀逸な監督。初めて仕事をした作品は『アンノウン』でしたが、どんどん良くなっていくんです。作品全体の形やダイナミズムがいつも頭に入っていて、常に全体像が見えているんです。お互いに100%の信頼を置いている関係です」とジャウマ監督への思いを明かした。
本作でも見事にファイトシーンを演じきった65歳のリーアムだが「膝が大丈夫なうちは」とアクションへの現役続行を期待させてくれ、「無敵の男のイメージですが、怖いものは?」との問いについては「高いところ」と意外な答えに会場もざわついた。
リーアムの大ファンである女優・観月ありさが桜の花束を持って登場し「リーアムさんの大ファンで、間近でお会いできて光栄です。みなさんもリーアムさんが大好きだと思いますが、こんなに近くに寄ってしまってどうもすみません(笑)」と終始恐縮。リーアムが観月を見つめ「恋に落ちてしまいました」と突然の告白。すかさず観月も「私もです。Me too!」と、相思相愛な2人をはやし立てるようにさらに盛り上がった。
「実は今朝『伝説の少女』を拝聴させていただいたんです。何回も」とリーアムが観月のデビューシングルを聴いたことを明かすと「聴いたって、すごくないですか!14歳の時に歌った曲です!」と興奮冷めやらぬようす。
リーアムが映画初出演の頃に、観月は4歳で芸能活動を始めたという同期のような2人だが「もしもリーアムと共演できるとしたらどんな役を演じたい?」との質問に対して「彼女役をしたい!そして一緒にアクションをやってみたい!」と直訴すると、リーアムも「ぜひ!嬉しいですね」と快諾した。
最後に、映画を楽しみにしているファンに向けて「(映画の舞台が)電車なので、乗り心地を楽しんでください。そしてチケットが必要になりますので、ちゃんとチケットを確認してください」と茶目っ気たっぷりにアピールした。
取材・スチール撮影 南野こずえ
『トレイン・ミッション』
3月30日(金) 全国ロードショー
3月29日(木)TOHOシネマズ日比谷にて特別先行上映
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