『MAD探偵　7人の容疑者』

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人間の闇を見抜く、シックスセンスを持った元・刑事。
それは精神の破綻か？真実か？　最後まで予断を許さないストーリー展開！

マフィア・警察といった組織の男たちの非情をスタイリッシュに描く、香港の奇才・ジョニー・トー監督。
2007年ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞にノミネートされた今作『MAD探偵～7人の容疑者』は、盟友ワイ・カーファイの持ち味を活かしたダークな題材をともに演出し、新感覚のサスペンスを作り上げた。

『エグザイル／絆』、『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』など、見る者を物語に引き込むジョニー・トー監督の美学が、今作でも存分に映し出されている。

【ストーリー】
5年前。我が身を殺人被害者と同じ状況に置くことで、真犯人を突き止めていたバン（チャン・クワイバン）刑事。幻覚と現実を彷徨いながら、他に類を見ない直感と推理をする能力は、彼の最大の武器である。だが、数々の奇行が原因で刑事をクビになってしまった。

― 天才とは、繊細であるがゆえに傷つき、先駆者であるがゆえに阻害され、奇異と思える行動から不当な処遇を受ける。孤独・逆境さえ創造の源泉として、他が成し遂げられない偉業を達成するように。 ―

時は流れて現在。後輩ホー刑事が、とある失踪事件の意見を求めて、バンのもとを訪れた。
― 1年半前。夜間、犯罪捜査の張り込みを行っていた刑事、コウとウォン。二人は容疑者を追いかけて森へ入るが、ウォン刑事は、なぜかその場から失踪したのだった。―

失踪前まで行動を共にしていたコウ刑事について調べていくうちに、“７人の異なる人格”が宿っていると見抜いたバン。失踪した森に戻り、事件の真相解明に近づくのだが…。 

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