『ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち-』


封鎖されたまち。 封じこめられない、真実。
子供たちの“生きる力” が、世界を変える!

300人以上の子どもが犠牲になったパレスチナ・ガザ地区への攻撃。
子どもたちの目線から戦争を描いたドキュメンタリー。

親を亡くし、家も学校も破壊された子どもたち。しかし、ガザにはストリートチルドレンは存在しない。親を失い、兄弟を失っても、兄弟姉妹、いとこ、おじさん、おばさん、おばあさんといった大家族が彼らを引き取り、新しい家族としての“絆”を深めてゆく。

子供たちの証言から垣間見られるもの、それは“生きる力”“人間力”だ。なぜ国や人種、宗教が違うのに、子供の持つ“生きる(いきようとする)力”は見る者の胸を打つのか。本作の監督であるジャーナリスト・古居みずえは、特に日本の同世代の子どもたちや、子を持つ親の世代に見てほしいと切望する。きっと、同じ星に生まれた彼らの姿は、今の日本人の心に響き、これからの世界を変えるきっかけを作ってくれる。

-センセーショナルな報道の裏側で、忘れられていく子どもたち-

1400人という多くの犠牲を出した、2008年から09年にかけてのイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃。古居は攻撃直後に現地に入り、300人以上の子どもたちが犠牲になっていたことに大きなショックを受け取材を始める。

家族を失いながらも、懸命に生きる子どもたちの生活を静かに見守り、彼らの心の傷と変化を写し出す。20年以上パレスチナに通い続けてきた古居だからこそ描きだせた、事件の後の“真実”。

それに触れることは、瞬間的に消費される情報が飛び交う中で、「世界を理解するために知るべきことは何か?」を示してくれるだろう。
 

作品情報『ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち-』
公開情報2011年8月6日(土)よりユーロスペースにてモーニングショー
今秋、第七藝術劇場にて公開 (全国順次公開)
監督・撮影:古居みずえ
 プロデューサー:野中章弘、竹藤佳世
編集:辻井 潔 『花と兵隊』『ミツバチの羽音と地球の回転』
音響設計:菊池信之  『玄牝-げんぴん-』『ゲゲゲの女房』
公式HPhttp://whatwesaw.jp  
 (C)アジアプレス・インターナショナル

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