「ギョンギョンした」桜井も思わず涙『ママレード・ボーイ』公開記念舞台挨拶



伝説の胸キュン漫画を実写化した『ママレード・ボーイ』公開記念舞台挨拶が行われ、桜井日奈子、吉沢亮、中山美穂、谷原章介、筒井道隆、佐藤大樹、優希美青、廣木隆一監督が登壇した。(2018年4月28日 丸の内ピカデリー)

初の主演作が公開となった桜井は、開始早々に「舞台挨拶は何度かしていますが、こういう特別な空間は緊張します」と胸の内を語り、W主演の吉沢は「今までの映画の初日を迎える時とは違う心境で。この日が来るんだなと。改めて沢山の方に観ていただきたい」と喜びを言葉にした。

客席から「ワクワクドキドキしてたよ!」と投げかけられた中山は、照れた様子を見せながらも「そうなんですよ!本当にドキドキする、キュンキュンする映画となっていて」と、すかさず作品アピールで返した。

劇中でのときめきシーンを聞かれた桜井は「遊とふたりでシチューを食べるシーン。お互いがそんなに打ち解けていない中で、意識しているのが視線でわかる。それにキュンとしました」と思い返すと、佐藤も「この映画に欠かせないのは食卓のシーンだと思っていて、家族の愛や恋への感情移入ができる。間違いなくときめきポイントですよ!」と太鼓判を押した。

京都で電車を待っているシーンを挙げた吉沢は「一気に心臓を持って行かれる感じ。あれはギュンギュンですね。キュンを超えました」と独特な表現をすると、桜井も「私もギョンギョンしていました!ギュンの上です!」と続け、会場は笑いに包まれた。

本気の恋をしている若い世代へのアドバイスを求められた中山は「恋愛している時って何でも幸せだと思うんですけど、それぞれが自立した考えや行動ができていて、そこから進んでいくのは良いのではないかなと思います」と答えると、桜井が「深いですね。好きになるとどうしても相手を優先しがちですが、そうじゃない。勉強になります」と納得したようす。さらには谷原も「恋はやらないで後悔するよりも、やって後悔した方がいいんじゃないかなと。あたって砕けてなのかなと」と言うと、客席からは拍手が巻き起こった。

本作で映画初主演となる桜井は、自身を振り返り「勉強することばかりで、主演のとしての立ちふる舞いを考えることができなかったんです。吉沢さんが全部やってくださったように思います。自分の中で余裕がある人って強いなって思いました。精神的にも、お芝居の面でも引っ張ってくださった」と吉沢への感謝を述べた。

サプライズとして、原作者である吉住渉先生からのイラストが桜井と吉沢にプレゼントされ、ふたりは感激。そして桜井へは、実のお母様から手紙が届いていることも告げられ、読み上げられると思わず号泣。吉沢がハンカチを差し出す一幕も。

桜井は大粒の涙を目にためながら「舞台挨拶で、涙している方がいるニュースをたまに見るんですけど、私だったら絶対泣かないと思っていたんです。ズルいですね、これは」と笑顔を見せ、続けて「私も信じられないくらい色んな奇跡が繋がって、ここに立てているので、応援してくださる皆様に恩返しできるように精進して参りたい」と決意をあらわにした。

最後の挨拶で吉沢が「僕らも一生懸命作ったんですけど、より多くの人に観てもらわないと映画は完成しないと思っているので、面白いと思った方は、ぜひ『ママレード・ボーイ』を一緒に応援してくださったら嬉しいです」と呼びかけ、桜井は「実はクランクインする前から、舞台挨拶を妄想していました。今日、それが叶って嬉しいです。たくさんの人の愛が詰まっている作品です。みなさんにも愛していただけるように、応援よろしくお願いします」と精一杯アピールをした。

取材・スチール撮影 南野こずえ

『ママレード・ボーイ』
ⓒ吉住渉/集英社 ⓒ2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会

記事が気に入ったらいいね !
最新情報をお届け!

最新情報をTwitter で