愛知初のLGBT系映画祭《大須にじいろ映画祭》5月23日、24日開催!


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愛知初のLGBT系映画祭《大須にじいろ映画祭》 5月23日、24日開催!~みんなで観よう、考えよう~

観光スポットとしても賑わう愛知県名古屋市の大須商店街。
ここで5月23日、24日に、愛知県では初となるLGBT系(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーなどセクシャルマイノリティの総称)の映画祭《大須にじいろ映画祭》が開催される。

長編作品4本と短編作品5本が上映予定で、長編作品はスウェーデン映画『四年間』(ゲイ)、中国映画『Sweet Eighteen』(レズビアン)、日本の浜野佐知監督の『BODY TROUBLE』(トランスジェンダー)、ウガンダでのゲイに対する迫害を追ったドキュメンタリー『Call Me Kuchu』など、日本または愛知初公開のバラエティに富んだ作品が国内外から出揃った。
短編作品は公募により選ばれた邦画5作品でいずれもゲイ、レズビアンをテーマとしている。

【長編作品ショートレビュー】
『Sweet Eighteen』
母親、恋人、誰にも心を開けずもがく少女カナ。だが美少女シャアホンとの出会いが全てを変えたー初恋の甘美さと痛みを知り、少女は大人への階段を昇り始める。どうしようもなさを抱えた18歳の日々が切なくて、たまらなく眩しい。

『BODY TROUBLE ~男が女になるビョーキ?』
R-15の娯楽作品と見せかけて、現代日本の“ジェンダー”に 鋭く斬り込んだ意欲作。“ピンク映画うまれ社会派そだち”浜野佐知監督の、まさに真骨頂と言える。 “男が女になるビョーキ”で、主人公は“ビョーキ”に満ちた 世の中を改めて知ることとなる。主演・愛田奈々をはじめ、加藤ツバキ、なかみつせいじ、菜葉菜……キャストの熱演にも注目を!

『Call Me Kuchu ウガンダで、生きる』
2009年、ウガンダで提出された『反同性愛法』。宗教家、政治家、そしてメディアに立ち向かうセクシャル・マイノリティ(性的少数者)の姿を追った、異色ドキュメンタリー。カメラは、そして観る者は、想像を絶する迫害の現実に直面し余りにも衝撃的な場面に居遇わすこととなる。 おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉 (芭蕉)ーー『Call Me Kuchu』を観たあなたは、“やがて”、何を見るのかーー。
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『四年間』
次期首相候補の呼び声も高い人気政治家、ダヴィット・ホルストはある日突然恋に落ちてしまう。まさかのお相手は敵対政党のエース、マッティン・コバッチだった!愛知初公開、スウェーデンの政界を舞台にした『おじさまロマンティックコメディ』。おじさまたちの恋模様には意外や意外、かなりの胸キュンが待ってます!

【短編作品紹介】
『くらげくん』乙女チックなくらげくんの虎太郎への思いは届くのか?
『空白』現代社会で生きていこうとするゲイカップルの幸せとは?
『友達』手を握りたい男とそうではない男の話。二人は友達。
『渚の妖精たち』3人のニューハーフが海を目指すがケンカばかり。
『私は渦の底から』打ち明けられない思いを寄せる親友から恋人を紹介される。

短編映画やアニメーションの上映、イベント開催を行う名古屋市大須のカフェ、シアターカフェ代表の江尻真奈美さんが当映画祭を企画、運営しているが、開催を思い立ったのはふとした引っ掛かりからだったという。
「自分のアイデンティティーに自信をもてなくて、周囲にとても気兼ねをしてしまう人達を目の当たりにしてきました。私は、誰でも自分の好きな人を好きでいたり、好きな服装で好きなところへ出掛けるのは当たり前だと思っています。でも世の中にはそう思わない人もたくさんいるのかもしれない。私に出来ることは映画しかないし、映画を通じて誰もが自由に、気兼ねなく生きていける社会になる小さなきっかけになれば」

LGBTの当事者にしてみれば、映画祭は彼らの意図するところと違うかもしれない、どこに向けてやっているのかと思われるかもしれない。だが、まずは彼らの周辺にいる非LGBTの人達にLGBTについて知ってもらうこと、多様な生き方に理解を深めてもらうことを目指したい、そう江尻さんは語った。

5月23日の上映後には交流パーティーが予定されており、作品について語り合い、映画祭ゲストと交流する機会が設けられている。自分や他者を理解するきっかけとなるチャンスかもしれない映画祭、この機会に足を運んでみてはいかがだろう!

《大須にじいろ映画祭開催日程》
2015年5月23日(土)~2015年5月24日(日)
会場:第1アメ横ビル4F第3会議室 (名古屋市中区 名古屋市中区大須3-30-86)

5月23日(土)
11:00~『Sweet Eighteen』(無料上映)
13:00~短編プログラム1(無料上映)『くらげくん』『空白』
14:30~『BODY TROUBLE 男が女になるビョーキ?』

5月24日(日)
10:00~『Call Me Kuchu ウガンダで、生きる』
12:30~ 短編プログラム2(無料上映)『友達』『渚の妖精たち』『私は渦の底から』
14:00~『四年間』

《チケット詳細》
各回定員60名、全席自由席、入替制
個別チケット:1作品 1,000円
通し券(長編3作品):2,500円(前売) 2,800円(当日)
予約受付:シアターカフェ店頭、またはネット及び電話受付
予約電話:090-1237-2705
大須にじいろ映画祭公式サイト http://osurainbowfilmfestival.org/

《映画祭関連イベント》
『大須にじいろ映画祭交流パーティー』
5月23日(土)17:30~19:30
会場:シアターカフェ (名古屋市中区 大須二丁目 32-24 マエノビル2階)
料金:1,500円(1ドリンク付、当日支払)

『この辺の空。リターンズ』
5月9日(土)~5月31日(日)
フォトグラファー石橋磨季氏の「その辺で見られる飛行機」をテーマとした個展を開催。
会場:シアターカフェ
料金:無料(要1ドリンクオーダー)

文 小林麻子・高橋アツシ

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