大竹しのぶ、松田美由紀らが登壇『女たちの都』初日舞台挨拶


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『女たちの都〜ワッゲンオッゲン〜』の初日舞台挨拶が行われ、大竹しのぶ、松田美由紀、杉田かおる、西尾まり、中村有志、緑友利恵、祷映監督ら豪華ゲストが登壇。(2013年10月26日シネスイッチ銀座)IMG_2492

衰退都市NO1の天草市を舞台に、街起こし映画としても話題になっている本作。過疎化、高齢化、少子化に頭を悩ませる地方都市に、明るいヒントを与えてくれること間違い無し!地方都市活性化を図る皆さん、是非映画館に足を運んでみてください。必ず活性化のヒントを、何よりも愛する故郷を守っていきたいという気持ちを天草の女たちは教えてくれます。

印象的だったのは、出演者から常々発せられる「感謝」の言葉。それは天草の人々に向けられた言葉だった。「この映画は天草の人たちがいなかったら、完成していませんでした」と主演の大竹は最初に述べ、松田は「天草の人たちの美味しい差し入れで、役作りのために太ることができました。ありがとうございます」と会場の笑いを誘った。

東京での初日公開のこの日、熊本県天草市からは多くの地元の人々が駆けつけた。映画の中で力強く躍動する天草の女性たちだが、実際の天草の女性たちも元気いっぱい(笑)らしく、杉田は「役作りは天草の人たちをそのまま演じれば良かった」と述べ、松田は「ラテン的?ってくらいパワフルでした」との印象を語った。IMG_2426

この舞台挨拶からも分かるように、天草はワッゲンオッゲン(お前の家、俺の家)なのである。人と人との距離が近く、母性溢れる天草の人々は出演者の心を鷲掴みにしている。ここまで地域の人々と一体化した作品は類を見ない。泣いて、笑えて、どこまでも温かい。主演の大竹はこう語る。「天草での人々との交流の中で、この街を元気にしようという、もう一つの映画を観ているようだった」と。

映画を通じて天草が盛り上がり、地域の人々の別のストーリーが生まれていく。その相乗効果が本作にはギュッと詰め込まれている。地方都市の未来に明るい光が灯っていくこと、一人でも多くの人がこの映画を観て、泣いて、笑って、元気になってくれたらなと心から願っている。

取材/スチール撮影:南野こずえ 文:松尾哲

【ストーリー】
大竹しのぶ主演! 松田美由紀、杉田かおる、西尾まりら豪華実力派俳優陣で送る社会派人情劇!
「男なんかそがんもんよ、原動力はオンナと金!」女たちの大きな愛がふたたび町と人生を輝かせる!

出演:大竹しのぶ 松田美由紀 杉田かおる 西尾まり ブラザートム 遠藤憲一 中村有志 長山藍子 他
監督・脚本:祷映 配給:映画24区、アルゴ・ピクチャーズ(C)2012「ワッゲンオッゲン」製作委員会
公式HP:www.jaijai-movie.com
2013年10月26日よりシネスイッチ銀座にてロードショー

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