映画『天使の分け前』が閉館となる銀座テアトルシネマへ、想いを込めたバグパイプ演奏のプレゼント

2013年5月31日をもって閉館する銀座テアトルシネマで、現在クロージング作品として上映されている『天使の分け前』で本作の舞台であるスコットランドの伝統楽器・バグパイプの演奏イベントがおこなわれた。(2013年4月25日)

バグパイプ奏者・糟屋 肇さんがキルトをまとい、名曲「アメイジング・グレイス」や映画『ブレイブハート』でも使用されている「スコットランド・ザ・ブレイブ」を演奏。その中でも日本では「蛍の光」として有名な「オールド・ラング・サイン」は“旧友と再会し杯を交わす”という内容の曲で、残念ながら閉館してしまう銀座テアトルシネマに“いつの日かまた再会できる日を期待する”といったメッセージを込めた演奏となった。
左:糟谷 肇さん(東京パイプバンド) / 右: 野崎千夏さん(銀座テアトルシネマ支配人)

今月13日より公開されている『天使の分け前』はイギリスの名匠ケン・ローチがメガホンを取り、2012年カンヌ国際映画祭では審査員賞を受賞し、国際的にも評価が高い作品。本作は数多くのケン・ローチ作品の中でも最大のヒット作品となった。

ケンカっぱやく、職もない、金もない主人公・ロビーが人生を変えようと奮闘するハートフルコメディ。主人公のターニングポイントにはスコットランドの名物“スコッチウイスキー”が登場し、その製造過程や味わい方なども紹介され本作の見所となっている。ちなみにタイトルになっている“天使の分け前”とは、スコッチウイスキーを樽に入れ熟成している過程で、年に2%ほど蒸発して中身が失われる現象で、英語では“エンジェルズ・シェア”というオシャレな名で呼ばれている。

取材・有城裕一郎

『天使の分け前』
監督:ケン・ローチ 脚本:ポール・ラヴァティ 出演:ポール・ブラニガン、ジョン・ヘンショーほか
© Sixteen Films, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve, Urania Pictures, France 2 Cinéma, British Film Institute MMXII 配給:ロングライド

公式HP http://www.tenshi-wakemae.jp