『湘南ものがたり』


僕の故郷、湘南には光の顔と闇の顔がある。
この二本の映画で僕はその併せ持つ魅力を愛情を込めて描きたかった。
監督 葉山陽一郎

湘南の風土とそこに住む人々の素顔のドラマを描いてきた<湘南監督>葉山陽一郎のオムニバス映画『湘南ものがたり』(『展望台のある島』、『鎌倉物語・黒い桜』)が、2013年3月23日より下北沢トリウッドにて上映決定。

『展望台のある島』
【解説】
短篇の名手、山川方夫の同名小説を映画化。主演には映画にテレビに着実にキャリアを重ねている実力派、磯部弘。その恋人役には、名作『青春デンデケデケデケ』のマドンナ役で観客を魅了した柴山智加。オールロケーションで切り取られた春の江ノ島の何気ない表情が、恋人たちの舞台として魅力的に輝きます。

ある春の休日。駆け出しの小説家“僕”と恋人の“君”は、展望台のある島(江の島)へ遊びに出かける。島にかかる弁天橋は、カップルで渡ると必ず別れるという噂があり、そのことを“君”は気にするが、“僕”は一緒に展望台に上りたい一心で“君”を島へ誘う。実は“僕”には、前に付き合っていた彼女とも、展望台に上ろうとして果たせず、その後、別れてしまった苦い思い出があった。そんな出来事を再現するかのように、島に渡った“僕”と“君”の仲は、だんだん、ギクシャクして行くが、展望台に上ることで二人は共に生きていく未来を眺望し、互いの気持ちを確かめ合うのだった・・・。
キャスト 磯部弘/柴山智加 監督:葉山陽一郎

『鎌倉物語・黒い桜』
東京の一流大学に通う、光弘は、近頃、全く夢を見ていないことに気づき、ナーバスな気持ちになっている。ある日、付き合っている大学の職員、沙耶が光弘の夢を見たという。光弘の故郷の鎌倉に行ったことのない筈の沙耶はある場所を、まるで実際に見てきたかのように実に克明に話し、光弘は強い興味を持つ。そしてその場所を訪れた光弘を待っていたのは、沙耶が夢の話をした時〈妹〉と呼んでいた美少女、美雪だった…。
キャスト 伊藤浩二/青木さなえ/前田晴美/貞谷由紀/桜井ふみ/うすた京介/諸岡なみ子/他   脚本:葉山陽一郎・禅正聡/撮影:相川博昭

『湘南ものがたり』(『展望台のある島』、『鎌倉物語・黒い桜』)
2013年3月23日~29日 下北沢トリウッドにて 毎日19時からの一回上映 (※3/26休館)

連日 葉山監督と豪華ゲストによるトークショーあり。
3/23 三留まゆみ(映画評論家・イラストレイター)柴山智加(女優)磯部弘(俳優)
3/24 北川れい子(映画評論家)
3/25 山本晋也(映画監督)制服向上委員会(アイドル)
3/27 横浜聡子(映画監督)入江悠(映画監督)
3/28 中原俊(映画監督)岡村洋一(ラジオパーソナリティ・俳優)
3/29 柏原寛司(脚本家・映画監督) 室井佑月(小説家・コメンテーター)

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