作者アーカイブ: シネマカラーズ - ページ 10

シネマな名古屋

この圧倒的な不平等を越えて 『大地を受け継ぐ』鑑賞記

2016年2月27日、シネマスコーレ(名古屋市 中村区)はの観客席は、朝から大入りとなった。地元・犬山市の出身の上、学生時代から若松孝二監督に師事していた、シネマスコーレには大変縁の深い井上淳一監督が…
続きを読む
先取りレビュー

人生を楽しむ秘訣は、アイリスに学べ!『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』レビュー

現役最高齢94歳(!)のファッショニスタ、アイリス・アプフェルのパワフルな毎日を追ったドキュメンタリーが近日公開される。 ニューヨークのビジネス界で長年実業家として活躍するアイリスは、比類なきファッシ…
続きを読む
先取りレビュー

情熱の炎は地獄のように 『偉大なるマルグリット』レビュー

1868年、フィラデルフィアに一人の女の子が誕生した。オペラ歌手を目指すも厳格な父はそれを許さず、長く雌伏の時期を過ごすこととなる。 転機が訪れたのは40代になってからと言うから、彼女の人生の前半はさ…
続きを読む
先取りレビュー

愛はどうしようもなく、愛『キャロル』レビュー

本年度アカデミー賞最有力候補と目される『キャロル』が2月11日に日本公開される。 名匠トッド・ヘインズ監督が描くのは、人気作家パトリシア・ハイスミスの原作を元にした、1950年代のNYを舞台にした女性…
続きを読む
先取りレビュー

悪魔と奇蹟、風と引き潮 『ディーパンの闘い』レビュー

深く社会を知れば知るほど、広く世界を見れば見るほど、“正義”と言うものが色褪せて写る。世の中には幾つもの正しさがあり、互いに只ぶつかり合うのみで対立を引き起こすだけの存在である。 “コスモポリタン(世…
続きを読む
先取りレビュー

戦友(とも)よ、お前の為ならば! 『ドラゴン・ブレイド』レビュー

中国甘粛省河西回廊の東部にある金昌市内、永昌県焦家荘驪靬村に高さ4m、底幅4m、長さ30mの古代城壁がある。『驪靬』はLiquan、Li-ganなど様々な発音で読まれるそうだが、“Regum”の字を当…
続きを読む
先取りレビュー

脚で昇り降りする恋愛映画 『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』レビュー

アメリカ東海岸ニューヨーク市、マンハッタン島へ架かる橋を臨む“眺めのいい部屋”とは、ブルックリン区ウィリアムズバーグにある5階建てアパートメントの5号室である。 この家に住むアレックス・カーヴァー(モ…
続きを読む
先取りレビュー

1%と引き換えに、彼は何を失うのか『ドリームホーム 99%を操る男たち』レビュー

2008年のリーマンショック後、大不況の嵐が吹き荒れたアメリカでは、多くの人々が住宅ローンの返済不能に陥り自宅を差し押さえられた。 シングルファーザーとして一人息子を育てるデニス(アンドリュー・ガーフ…
続きを読む
シネマな名古屋

尾張名古屋は城ノワール 【おコメダーズの映画まつり2016 in 名古屋】潜入記

“おコメダーズ”とは、クリエイター集団である。脚本家の小松公典(当方ボーカル)、女優の倖田李梨、俳優の津田 篤、映画監督・脚本家・俳優の中村公彦(サーモン鮭山)の4人組ユニットで、自分たちの携わった作…
続きを読む
先取りレビュー

ムラデノバツよ 俺たちは命を捧げる 『バーバリアンズ セルビアの若きまなざし』レビュー

夜になっても野蛮人(バーバリアンズ)は現れない もういないと言う人もいる どうする?野蛮人は世の解決策なのに ギリシア現代詩の巨人コンスタンティノス・カヴァフィス『野蛮人を待つ(Waiting for…
続きを読む
シネマな名古屋

想い出つつむ天球儀 『流れ星が消えないうちに』舞台挨拶レポート

2015年11月22日、『流れ星が消えないうちに』舞台挨拶つき先行上映が開催されたセンチュリーシネマ(名古屋市 中区)・センチュリー1(154席)は、満員の観客を飲みこんでいた。橋本 紡の原作小説は3…
続きを読む
先取りレビュー

愛だけが、闇夜を照らす『消えた声が、その名を呼ぶ』レビュー

世界の歴史上、幾たびも行われてきた国家間の戦争や民族紛争。世界史の教科書に載るのはほんの1ページ。 だがそこには、名も無き無数の人々の命の叫びが宿っている。 1915年、オスマン・トルコのマルディン。…
続きを読む
シネマな名古屋

あなたのハートに、テレポート! 【第2回 モーレツ!原恵一映画祭 in 名古屋】潜入記

「僕にとっての原恵一監督の“原点”は、『河童のクゥと夏休み』でした。2007年7月28日に――はっきり憶えてるんですが――初めて観て、「子供向けアニメなのに、何でこんなに突き刺さるような作風なんだろう…
続きを読む